歌伴日記

今日もの中、沢山の楽譜をビニールで包み（重～い）
で、えっちらおっちら歌の伴奏に

演奏曲は
「あめふり」「雨降りお月」「明日があるさ」「ソーラン節」「ベッドで煙草を吸わないで」「人生劇場」「酒よ」・・・・７曲

歌のリクエスト曲は
「梅干しの歌」「長崎は今日も雨だった」「丘を越えて」「北上夜曲」「東京ラプソディー」「鐘の鳴る丘」「遠くへ行きたい」・・・・７曲

合計１４曲

今日初めて「梅干しの歌」が一番にリクエストされ、とても嬉しく思いました。
認知症の方も大勢いる中、新しい曲を覚えて歌って下さるようになり、
２年間の地道な努力が実ったような気が致しました。

また認知症の進んだ男性が、「あなたは歌集にない曲をいつも沢山弾いてくれるので、とても嬉しい。ありがとう。あなたの曲は“愛”です。」と仰いました。
声にならない声を振り絞るように出しながらの会話なので、聞き取るのに５分程かかりました。

高齢になり身体の自由が利かなくなると、音楽を楽しみたくても、出来ないもどかしさがあるのですね。
それを伝えたくても伝わらない・・伝えられない・・

それを何とか今日伝えられた男性の目から、が溢れていました。

私のヘッポコ演奏をそう言って下さる方もおり、本当に畏れ多い気持ちになりました。

そして改めて、“聴く（心の声を感じる）”事の大切さ、音楽の偉大さ、音楽をさせて頂いている事への感謝…今日一日で沢山のことを学びました。

どんなにヘッポコでも心をこめれば“愛”になる　　なんちゃって

演奏だけでなく、すべての行動に心をこめていきたいものですね！
（演奏も心も　まだまだ精進じゃ）