
2021年07月22日(木)(一食目)
選べる2種のカレーセット(胡椒バターとチキン&発酵大豆と野山椒)
SNSに載ってるだけの情報よりも私に向けられた情報を大事にしたい
それが中学の同級生からだったらなおさら
先日「いまはカレーがカレーの味っぽくないんだねぇ」というメッセージをくれてハッとさせられた
同じ友人がだいぶ前にこのお店の情報をくれた
レカマヤジフ
逆から読んだら
フジヤマカレ
つまり富士山カレーということかと
今日ふと行こうと思ったのは一昨日富士山に行ったこととつながってる
着いた時には満席状態
待ってる間に気づいた
個展の時に差し入れでいただいた瓶詰め生胡椒のお店だ
瓶詰め生胡椒のお店と中学の同級生が教えてくれたお店がつながった瞬間の微笑ましい気分は私しか知らない
さておき
木陰で待つ時間はカレーをおいしくする
食後のお客さんも様々
自称お近くにお住まいのご高齢の親子
小さなお子様を連れたご家族
建設業の作業員らしき方々
ランチコースを予約して楽しんだカップル
まもなく店内に通される
お店の外観と店内のギャップがいい
私みたいな汗だくでママチャリで
調べもせずにカレー食べに来ました
みたいな人はいませんでしたいませんでしたいませんでした
僕は何を思えばいいんだろう
僕な何て言えばいいんだろう
そんな心配はご無用で
気さくな店員さんが丁寧に対応してくださいます
お冷の水ではなく胡椒茶が提供される
胡椒茶といっても胡椒のピリリ感はほとんど無し
香ばしい香りが立ってる
たぶん胡椒の味じゃなくて茎とか葉っぱを使ってるんだと思う
せっかくだからドリンクもと思って
塩漬けレモンスカッシュ
塩っけも甘さも爽やかにまとまった今日みたいな日のためにあるようなレスカ
はじめましてだから
4種盛りとかで色々楽しみたい気持ちをぐっとこらえて2種で注文
それくらいの方が集中力を注ぎやすいという経験則
注文してほどなくすると
茶碗蒸しが出てきた
ちゃちゃちゃちゃわんむし!?
うろたえていると生胡椒も添えられた
勇気というのはこういう時のためにある
そうだ
この茶碗蒸しが何故この私に提供されたのかを店員さんに聞く勇気
勇気をふりしぼった甲斐あって全カレーメニューに付く前菜だとわかった
前菜は日替りだったり週替りだったり月替りだったりするのかもしれない
さておき意外としっかり味の茶碗蒸しを食べながらカレーを待つ
エッグホッパーと一緒にカレーが運ばれてくる
エッグホッパーも自動オプションだと知ったばかりなので余裕の歓迎
エッグホッパーの食べ方は何が推奨かわからないまま
ちぎってカレーに着けて食べたらおいしかったから聞かないことにした
質問魔だと思われたくないし
胡椒バターとチキン
発酵大豆と野山椒
どちらも茶碗蒸し同様にしっかり味
塩加減もやや強めで濃い感じ
そうか
そういうことか
ここは今日の私みたいに思い立って
ががっとささっとカレーライスを食べに来るよりも
誰かと来てお酒も一緒に楽しんじゃうのがいいんじゃないですか的な
そういうのがふさわしいお店なのか
たぶんきっとおそらくそうでしょうと思わせる仕様
私はもともと飲めないからお酒飲まないけど
ここでお酒飲んでここのカレー食べたい人には厳しい緊急事態でございましょう
お察しします
とはいえカレーライスとしても十分楽しめたもんね
というのがちょっとした負け惜しみになりかねないくらい
お酒に合いそうだと感じてしまった
とはいえ
胡椒バターとチキン
発酵大豆と野山椒
とか
食べてみないと味が想像できなそうな文字が並ぶカレーはお酒抜きでも楽しめる
実際食べても楽しい
香りも食感も新鮮
新鮮な複雑さ
ご飯も胡椒ご飯みたいな感じなので食後の口の中を爽やかさが支配する
でもやっぱり誰かと行って全種類カレーをちょっとずつシェアするとか
スパイス沈めたお酒も並んでいた気がするので
お酒飲める人はそういうお酒を飲みながらのつもりでコース予約するとか
(今はお酒を提供してないけど)
そんな落ち着いた活気が似合うお店な気がする
はじめて訪れて2種類だけ食べてわかったような気になって
わかったようなことを書いてしまった
もちろん全然違う可能性もある
系統で分類したり言葉で説明したりしにくいカレー屋さんが増えてる気がする
それはそれでカレーらしいと私は思う
友人が言ってた「いまはカレーがカレーの味っぽくないんだねぇ」を思い返す
ごちそうさまでした