収集癖も大分薄れて来ています。
それでも何となく行動にしてしまうのです。
それが美術番組の収録です。
ブルーレイが安価になったおかげで、番組収録の負担が減りました。
金銭的負担の軽減が計られると、収集意欲が増します。
けれども震災以降は、気持ちが萎えて行動に移りません。
こういった物欲は、偶像崇拝の一種なのでしょう。
何かに価値を見い出して、邁進するのです。
趣味趣向は、生きる指針として重要です。
不可欠な存在ですからね~。
ところが貧乏が増してから、心の変化が現れました。
物欲からの解放が進んでいます。
大震災以降、諸行無常の感覚が強くなりました。
現世に思いを残したら、成仏できないと思うのです。
また物欲が自分を苛ませている元凶だと気が付きました。
捨てるのは大変ですが、小さくする方が生きるに楽でした。
その事実も知ったのです。
物欲癖は増すだけ、苦しみも増します。
手に入れる喜びは、思いの外小さな存在でした。
手に入れた品々が、自分を常に苦しめてしまうのです。
悪鬼ならぬ悪器です。
無くそうとすると、欲も抵抗します。
小さく大人しくしていろと指示すると、思いの外従順でした。
吼える子犬のようなものです。
一年に数回、ダビングしたり消去して整理します。
ブルーレイHDDも容量が限られています。
有効活用しないと、無駄や無理が生じます。
最近のテレビは、HDDが直付する品が主流です。
自分のテレビも旧泰然として来たようです。
昔なら新しい品が欲しくなるものでした。
今は機能を確認して頷くだけです。
物欲が小さくなった証拠ですね。
小さな暮らしが、思いの外快適なのかも?
そんな気がしています。