◆SORAの腎臓がん日記◆

2008年12月まさかの「腎臓癌」
12センチの腫瘍が右腎臓に!
発病~入院手術とその後15年間の記録

母に会いに@奈良

2014-03-13 15:42:25 | 日常

今年は、お正月に実家に帰れなかったのですが
先日、帰ってきました。


今まで病院の中にあるケアホームに入所していた母が、
姉の家のすぐそばに新しく出来た介護施設ホームに引越しました。
やっと先日母の顔と新しく引っ越しした施設を訪問してきました。

今までの施設では、

24時間オムツ。

ずっと、車椅子。

食事の量は少なく、食器はプラスチック。

おやつなどの持ち込みは禁止。

着替えは最低限

お風呂はシャワーのみ

部屋は4人部屋


今回、お引越ししたホームでは、

24時間、オムツなし。普通の下着着用でトイレに行きたくなったら介護の方が付き添ってトイレへ連れて行ってくれます。
便意をもようしても出ない時は、お腹をマッサージしてくれたりします。

移動の時のみ車椅子。食事やその他の時間は、出来るだけ普通の椅子に座るようです。
ずっと、車椅子ばかりの母は、身体を支える筋肉も衰えていましたが、何度も練習していくうちに普通の椅子にも座れるようになりました。

また、車椅子で移動する時も自分の足を床に付け足を動かしながら移動する練習をしてくれ
動きが悪くなった足も少しづつ動かせるように!

食事のおかずの種類も豊富。食器は家庭で使う食器のように陶器の食器。
ご飯やおかずも出来立てで美味しいようです。ご飯のおかわりもするようになったようです。

おやつの持ち込みOK

着替えは、朝夕必ずあり。昼間には、ちゃんとした(ジャージやパジャマではない)服装に着替えさせてくれます。

お風呂は、檜風呂。入りたいと言えば入れてもらえます。

部屋は1人部屋。

何より、スタッフの皆さんがとても明るくて母に一生懸命話かけてくれます。
ご飯もスタッフの方と一緒に同じテーブルで輪になって楽しくお話ししながらいただきます。

買い物などにも連れて行ってくれ、外食もスタッフの方とも出来ます。
家族のように接してくださるので、本当に有難いです。

母の顔つきが、以前より格段に明るく穏やかになっていて嬉しかったです。

はじめにお世話になっていたホームと今回入所したホームでは入所にかかる費用も
倍以上違いますが、本当にお引越し出来て良かったなぁ・・って思いました。








大人っぽくなった次男を久しぶりに見て驚いてました。

話をしていると、しまいには母の口から

「もう早く死にたい。」なんて言葉もチラホラ・・・

これは毎度のこと。親のこういう言葉を聞くのは辛いもんですね。

明るいスタッフさんに囲まれた生活でも、
やはりホームでの生活や車椅子で自由のきかない生活は老いた母には辛いのでしょう・・。
自分がいつか母のようになったら・・・
やはり同じような言葉を口にしてしまうかもしれません。

毎度のことながら母の姿、言葉のひとつひとつに”老い”について考えさせられます。




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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (デブと某医)
2014-03-14 22:39:21
SORAさん

ご実家に帰られ、お母さまにお会いになられ、
お母さまの施設引越しに良い結果、明るい兆しが見られ、
なにもかも…ほんとうに良かったですね。

表情は、どんな詳細な報告より現実を雄弁に物語りますから、
「以前より格段に明るく穏やかになって…」とのくだりを思わず頷きながら読みました。

毎度のこと!と仰る「もう早く死にたい」の言葉。
辛い言葉とは受けとめないでくださいね。
「もっともっと愉しく生きたい」こころの表れでしょうから…。
そうした甘え…に接すると
身近な人にはつい厳しい感情をもってしまいますけど(勿論、私も!)
ひろい心で軽~く受けとめましょう。

老いは還暦すぎると加速度をまして迫ってまいりますし、
高齢のひとほどより強くより淋しく感じていますから、
その切ない気持ちにどう寄り添うか…
そしていずれ自身どう寄り添えられるか… ですね。
いつもながらSORAさんの優しみあふれる日記、
ひとつひとつ、自身のことを顧みつつ、たいせつに読ませていただきました。
ありがとうございました。
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よかった (ケン)
2014-03-15 07:58:26
お母さんの生活環境が改善され、表情がかわりよかったです。それにしても、お母さんにとって前の施設の決まり事はきつかったようですね。弱気な言葉もでてしまいます。これからは心の温度もぐんぐん上がって、前向きな言葉が増えると思います!

これからもお母さんといる時間を大切に♪
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Unknown (だいちゃん)
2014-03-15 12:42:30
SORAさん お母様の元気そうな姿に会えて良かったですね。

環境が変わって戸惑うことも多いのにスタッフの方の丁寧な接し方で元気がでているのでしょうか!?

なによりSORAさんや次男さんに会えると「早く死にたい」いっても寿命が延びるのではないですか^^

いつも家族のいない生活をしているお年寄りの話を聞くとやっぱり話し相手がいることは力の源のようですね。

たっぷり弱音でも愚痴でもいえるようだとまだまだ元気でいられます。
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デ某さんへ (SORA)
2014-03-15 22:18:35
デ某さん、いつも丁寧なコメントありがとうございます。

老人も子供と一緒!?
やはり手をかければかけるほど・・・
いやいや、愛情を注ぐほど明るくなるのでしょうね。

施設によって、やはり色々なんだなぁ・・・と実感しています。
引っ越し先の施設のスタッフさんは、本当に皆さん明るくて元気な方ばかりで、家族のように接してくだされ感謝の気持ちでいっぱいです。そして、何より母のことを考えて新しい施設をあれこれ探して引っ越し手続き等をしてくれた姉に感謝です。私は、実家から離れたところに嫁にきてしまいましたから、母の面倒を一番みてくれる姉には頭が上がりません。

たまに母に会いに行く私なので、母の愚痴や弱音は黙って頷いて聞いています。
死にたいとか言われると複雑な気持ちですが、穏やかになった母の顔が見れて嬉しかったです。

>老いは還暦すぎると加速度をまして迫ってまいりますし、
高齢のひとほどより強くより淋しく感じていますから

何をおっしゃいます!デ某さん、まだまだこれからですよ!うちの同居の姑は75歳ですが、今が一番とばかりにイキイキと活動的です。お互い体調に気を配りながら、イキイキ年を重ねて行きましょう^^
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ケンさんへ (SORA)
2014-03-15 22:24:11
ケンさん、ありがとうございます。

本当に今回は、母の顔を人目見ただけで
今までと顔つきが変わっていて驚きました。
前の施設は、痴呆症の方が多い施設でしたから、食事制限など仕方ない部分が多かったのですが、母には少々キツかったですし身内にとってもキツかったですね。
今回入所した施設の方針が、自立を目指す!というものなので母には良かったのだと思います。

>これからは心の温度もぐんぐん上がって、前向きな言葉が増えると思います!

そうであってほしいと願うばかりです
返信する
だいちゃんへ (SORA)
2014-03-15 22:30:29
だいちゃん、こんばんは。

環境が変わったばかりの時は、やはり戸惑いと緊張があったようですが、入所してひと月ほどが経ちようやく環境に慣れてきたところだったようです。
それでも、時々わがままを言うようですが、元気な証拠と受け止めています。
スタッフの皆さんや、毎日母を訪ねてくれる姉に感謝です!

少しでも楽しみを見つけてくれるといいなぁ~と願っています。やはり自分の母には、まだまだ元気でいてもらいたいし、母の楽しそうな笑顔を見たいなぁと思います。
出来るだけ、母に会いに行く時間をつくりたいところです^^
返信する
私の家も同居家庭ですが (masahiro)
2014-03-16 17:00:11
私の家も同居家庭で妻の母も68と高齢ですが、「若い人の世話にはなりません(●`ε´●)。」
と家事を手伝おうとするとかんしゃくをおこすわ、包丁を振りかざすわ、危うく警察沙汰だわまぁ昔はやった積み木崩しのシルバーバージョンですね(笑、いやいや笑えない)。
でも、俺のガン、息子の言語発達遅滞、いろいろと重なった時、結束は高まりました・・・。んーでも「何で私ばっかり苦労して」とまた被害妄想が昨日あたり始まっていましたが・・・。
でも元気なバーやん68号ですよ(@^O^@) 。
やっぱり動きまくってる環境なんでしょうかね。でも高齢になればいずれSORAさんの母親のようになるはず。温かく皆で見守るそれしかないとおもいます。
しかし、SORAさんも同居とは・・・いろいろとルールとか気遣いたいへんでしょうね。今度は同居の円満のこつをおしえてもらいましょうかね(^^)。優しさと慈愛のかたまりのSORAさん、そして時として天然のSORAさん(*^.^*)。お母さんには注がれた愛情と思いやりの精神を注ぎ返してあげてください。
しかし親というのは子供に迷惑をかけさせたくないと想うものですね。子供はそんなに負担とは思ってないのにね。
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masahiroさんへ (SORA)
2014-03-16 20:15:22
masahiroさん、こんばんは

masahiroさんは、奥様のお母様と同居なんですね。同居って一言でいうほど簡単ではありませよね。特に自分の親でない場合は、何もかも生まれ育った環境と違う人と生活を共にするのですから簡単ではありません。
同居のコツ!?
これが、なかなかありそうでない・・・。
最初は忍耐でしょうか(笑)
最初だけではなく忍耐はずっと必要かもしれないですね~あとは、生活を共にする時間が長くなればなるほど自然と家族になっていく・・・そんな感じでしょうか。

お子さん、言語発達遅滞とありますが
うちの次男も2歳の頃から幼稚園の年長になる頃まで言葉の訓練に通っていたんですよ。

うちの子の場合、あいうえお表でいうと「あかさたないきしちに・・・」と、あいうえお表の一番上のあ段だけが きっちりと発音出来、その他の発音が全て「ん」でした。
「鼻咽腔高音障害」というもので、舌の使い方や唇の開け方の訓練を先生と1対1で行っていました。
訓練で良くなり小学校に上がる頃までには普通に発音出来るだろうと言われていましたが、訓練に通っていた頃は不安でいっぱいでした。家でも毎日、遊び感覚で訓練をしていました。あの頃の不安といったら本当に半端なかったです。でも、訓練で幼稚園の年長さんになる頃には、周りの同年代の子と変わらずお話し出来るようになりましたよ。
masahiroさんのお子さんは、どのような感じなのか詳しくわかりませんが、きっと小学校に上がる頃までには良くなると思います。
 気長に子供さんの様子を見てあげてくださいね 
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よかったね~ ()
2014-03-22 23:10:51
金額的な面もあるかとは思うけど
内容がとても入所者主体になって
自己の力(筋力)なども考えられていて
本当に変われてよかったですね
SORAさんも本当に安心されたようでよかったです!
大安寺様のお写真ありがとう
色んな思いを込めて合掌させていただきました

願いは届くと信じています!!!
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瞳さんへ (SORA)
2014-03-23 20:44:29
瞳さん、ありがとうね。
せっかく良いホームに引っ越ししたのに
記事にUPしたように只今、母は入院となってしまいました(涙)
今は、痴呆の症状が酷くなってしまって・・・
早く元の母に戻ってくれることを願うばかりです。

私も大安寺さんの写真を見ては仲間のことをお願いしています。きっと大丈夫!そう信じています。
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