◆SORAの腎臓がん日記◆

2008年12月まさかの「腎臓癌」
12センチの腫瘍が右腎臓に!
発病~入院手術とその後15年間の記録

8月スタートは虹 ♪

2016-08-02 00:32:15 | 日常

「暑中お見舞い申し上げます」

今年もあっという間に8月になりました!はやっーですなぁ。

夕立の後に大きな虹が









何年ぶりかに見た大きな虹にちょっと感動
8月暑さも厳しく体調管理も大変ですが
みなさん今月もどうぞ身体を労りながらお過ごしくださいね。






   ---------------♡-------------------
本日も訪問ありがとうございます
このブログが、誰かのお役に立てば嬉しいなぁ!

ランキング参加中!クリックしてくれると励みになります

にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ

明日、私は赤パンツを履くのだ。

2015-10-22 21:41:57 | 日常

本日のお題を見て「何てハレンチな!」と思われたかもしれません(汗)


皆さんは、縁起は担ぎますか?
私は、担ぐタイプです。

「赤い肌着は健康にいい」って耳にしたことはありますか?

そして、来年申年の申の日に赤い肌着を身につけると特によいのだとか!

気が早いと笑われるかもしれませんが、
申年でなくとも申月や申の日に赤い肌着を身につけるというのも縁起が良いということで「赤パンツ&赤くつした」を購入しました(笑)




何故申年、申月、申の日なのか?

「災いがさる」「病がさる」のだとか!

そして、何と明日は「申の日」なんですねぇ~
善は急げ
それを知ったからには、明日履くしかないでしょ赤パンツ




少々セクシーさには欠けるかもしれませんが~
昔ながらのゴムの入れ替えが出来る日本製の赤パンツ
明日の夜には履きまっせ!

くつ下も履こうと思います。





因みに赤い肌着を身につけると縁起の良い申月、申の日は
こちら↓↓↓





皆さんも、今からでも間にあいますよ
ご一緒に「病がさる!」と念じて
赤パンツ履きませんか~~~(笑)




ブログランキングに参加しています。
ポチッ!とバナー応援クリックよろしくお願いします

にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ



----------------------


転移性腎細胞がんのための治療薬「ニボルマブ」の
早期承認を求める署名活動をしています。
一人でも多くの方にご協力いただければ嬉しいです。
是非、↓こちらをクリックして詳細をご覧ください。





----------------------




Mr.Children Stadium Tour 2015 ナゴヤドーム レポ!

2015-08-31 15:27:15 | 日常



行って参りました!

Mr.Children Stadium Tour 2015「未完」 inナゴヤドーム







ナゴヤドーム2日目に参戦してきました。

ドーム前にはツアートラック!テンションが上がります。

っていうか、もう前日からかなりテンション高めだった私w仕事アガリには

「♪さぁ~ユニフォームを脱いで脱いで~自由!自由!自由!♪
     では、皆さんお先でーす!」

と歌いながらの職場をあとにしました。(笑)




ずらりとツアートラックが並んでる!
これだけでカッコイイw

昼過ぎには、まだ人もそんなに多くなかったのですが
ナゴヤドーム前イオンで昼食を食べてドームへ向かうと
人、人、人、人が増えていてツアートラック前で記念撮影する人でえらい混雑!






今回、私はミスチル初参戦!
ファンクラブにも入会していなかったのですが、
Mr.Children TOUR 2015 MAIL Newsに登録していて
そこからのツアーサイトチケット先行抽選の1次でチケットGET出来てしまったという幸運今年の運を使い果たしてしまったかも

席は4階のプライム席で、ナゴヤドームに野球観戦などで行かれる人はご存じかもしれませんがカップルシートになっている特別な席だったんです!
席にテーブルがついていて野球観戦しながら食事が出来るので接待なんかにも使われることが多い座席のようです。ステージからは離れていますが全体が眺められました。
しかもプライム席の最前列だったので眺めは抜群!
プライム席の人専用のお手洗いや喫煙ルームもあって、他の階のような混雑もなかったというのが凄く良かったです。エスカレーターもプライム席からのものは混雑することなく一般のエスカレーターの大混雑ぶりを涼しい顔で眺めていたという ちょっとVIP待遇感を味わえました。


ライブ開始前のドームです↓




ミスチルファンは、10代~50代くらいと幅広くて
全体的に年齢層が若い!
10代、20代の男性も多かったです。
「全体的に若いし女性は、綺麗な人が多いね~」←一緒に行った親友の感想
若い男性からも女性からも支持されてるんですね。
カッコイイもんなぁ~


ライブは、もうね。


「最高~!!!」

「桜井さんカッコ良すぎぃ~!」

気絶するかと思いました(笑)

会場全体が揺れてたのがわかりました。(ちょっと怖かったw)
4階プライム席最前列の私はライブ中、なんだか自分が宙に浮いてるような感じw
ふわぁ~と不思議な感覚でした。

「終わりなき旅」を桜井さんと会場みんなで合唱した時には感動で涙が・・・

舞台映像も素敵で、ライブがその場でプロモーションビデオになっているような素晴らしさでした。ガッツリロックな桜井さんが狂気に満ちた歌いっぷりなのにも痺れました(笑)





アンコール時に、皆がスマホでライトを灯し↑会場全体がプラネタリウムみたいになって凄く綺麗で感動!桜井さんも「綺麗だね」って「スマホ大丈夫だよ!皆で灯して!」って。


歌っても、ステージ場を走り回っても、トークしても、ギター弾いても、ただ歩いてるだけでも、とにかく何してたってカッコイイ桜井さんでした!そしてパワフル!メンバーの皆さんの演奏も素敵でした。


最後に桜井さんが、

「また、会おうね~!みんな元気でね~!」って。

それ聞いたら元気でいよう!って絶対元気でまたミスチルのコンサートに行こう!って思えました。


この高揚感、感動はなかなか文字では表せませ~~ん。
今日も昨日の余韻が・・・
頭の中はミスチルの曲がエンドレス状態です(笑)
いっぱい手拍子して拍手して一緒に歌って、痺れて、気絶しかけて・・・

また、行きたいなぁーと思うSORAでした。



*ミスチルコンサートレポは書くつもりじゃなかったんですが、数名からリクエストがあったので「腎癌日記」と全く関係ないけど書いてみました。こういうレポはあんまり書いたことがないので上手く書けなくてすいません。読んで下さってありがとうございました。





     ブログランキングに参加しています。
ポチッ!とバナー応援クリックよろしくお願いします

          にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ


終わりなき旅 いざ!

2015-08-29 23:58:05 | 日常


「未完」ミスチルライブに行ってきます!












「終わりなき旅」Mr.Children

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
きっときっとって 君を動かしてる
いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしよう
もっと素晴らしいはずの自分を探して

胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように
いつも今日だって僕らは動いてる
嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう
もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅






この曲、頑張ろう!って力が湧いてきます。
くじけそうな自分を奮い立たせる時に勇気をもらう1曲
歌詞が素敵すぎます♪

桜井さんにパワーもらってきます!

楽しみすぎるぅ~眠れんかも(笑)





     ブログランキングに参加しています。
ポチッ!とバナー応援クリックよろしくお願いします

          にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ


母が退院しました。

2014-03-28 20:19:07 | 日常


19日に卵巣嚢腫の捻転による緊急手術をした母ですが、今日、無事に退院しました。

術後、自分が何処にいるのか?
幻覚をみているのか夢と現実の区別がわからなくなってしまったのか?
様々な痴ほう症とおもわれる言動などがあり
このまま痴ほう症になってしまうんじゃないかと心配しましたが、日が経つごとに少しづつ自分を取り戻しているようです。

退院の日は、お世話になっているホームの方がお迎えに来てくださったとのこと
そのまま元のホームへと戻りました。

ホームでは、母の退院を職員の皆さんが温かく迎えてくださり なんと、





こんな嬉しいサプライズそして、




退院祝いのケーキまで用意してくださったそうです。(姉がメールにて知らせてくれました)


こんなに温かく退院のお祝いをしてくださって、本当に有難い限りです。


母もホームの皆さんに大きなこえで

「ありがとうございます。」と言ったとか。

家族以上に温かく迎えていただき母もさぞ嬉しかったことでしょう。

また、元気に過ごしてくれることを祈るばかりです。





     ブログランキングに参加しています。
ポチッ!とバナー応援クリックよろしくお願いします

          にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ



えぇ!!83歳で卵巣嚢腫

2014-03-23 00:46:34 | 日常


実家の母が緊急手術をしました。

19日の夜、突然弟から母が緊急手術をしていると電話が入りました。

入所するホームで腹痛を訴え病院へと運ばれた母。
はじめの病院で、大きな病院へ行かないとダメだということで別の病院へ 
結局、次の病院でもダメだということで次の病院へ
病院を3つ移動。

腸を調べるために撮ったCTで
卵巣が腫れ上がり捻転を起こしているのが発覚。

母の腹痛は何と”卵巣嚢腫が捻転”を起こした為におこった腹痛でした。

卵巣嚢腫の大きさはなんと!!!

15センチ w(゜ロ゜)w 

     約650gm 




83歳のおばあさんが、卵巣嚢腫なんて思いもしていませんでした。
以前からよく足の付け根あたりが痛いと言うことがあったらしいのですが、
まさか卵巣が腫れてるなんて思いもしていなかったので
足が痛いと勘違いしていたのだと今となっては考えられるのですが。

私も卵巣嚢腫で何度も検査を受けていますが、
若い頃から母は、卵巣嚢腫になったことも注意をうけたことも
卵巣が痛くなったこともありませんでした。
それが、83歳にして見つかるとは驚きました。
しかも、その大きさにビックリ!
異常のない卵巣は2~3センチ。
それが15センチまで腫れ上がって捻転をおこしたのだから
さぞかし激痛だったことでしょう。
3つの病院をまわされる間の痛さを思うと・・・。

手術は夜の8時頃からはじまり2時間半ほどで無事終了。

たまたま連絡をもらった翌日が仕事が休みだった私。
急遽、奈良へ

今月の10日に次男と母に会いに行き
元気そうな母を見て安心して帰ってきたばかりだったので本当に驚きました。

83歳でこんな手術をしないといけないなんて・・・
さぞかし痛い思いをしているだろうと。
それが、手術翌日の母は案外元気そうであまり痛みもない様子。
今まで何度か手術をしたことがある母ですが、
不思議と術後の痛みをあまり感じないらしく「痛い」と言わないんです。
我慢して痛いと言わないのかと心配するのですが
ほんとうに我慢しているわけでもなさそうなんです。

若い頃に手術をした時も痛くないと言って看護師さんに
「嘘でしょ?痛いの我慢してるんでしょ?術後の痛みで泣く人もいるのよ。」と
言われたことがありました。
どうやら、母は痛さに鈍感というか痛みを感じない体質?のようです。
羨ましいような~(笑)

とにかく無事手術も終了し安心しました。

ただ、術後2日目にお見舞いに行くと
何だか母の様子が変。
今度は痴呆が母を襲ってきたのです。
ケアホームから病院を3件まわり、
手術後 救急救命の病室
翌日 婦人科病棟の病室へ移動・・・
自分がどこに居るのか?わからなくなっている様子。
そして、来てもいない弟の子供がさっきまで居たとか
夢を現実と思い込んでいるのか?
幻想を見ているのか?
そして、自分が手術をしたことも忘れてしまっているような・・。
看護師さんも環境が急激に変わると 
こういう痴呆の症状が出ることがあります。と

母自身も何となく自分がおかしいのがわかるのでしょう。
「おかあちゃん、おかしいねん。」
と口にするのです。


以前にも入院中に痴呆の症状が出て
その後に老人性鬱になってしまった母です。

今はまだ、ベッドに仰向けで寝ているだけの状態だったので
もう少し身体を起こせるようになったり、車椅子で移動できるようになると
多自分の居る場所も把握でき少しずつ頭の中もクリアになっていくと信じたいところです。


病院の先生も卵巣嚢腫で手術した最高年齢だとおっしゃっていたそうです

摘出した腫瘍は水ふうせんのようだったと姉から聞きました。
多分、良性だとは思いますが もし悪性であっても母の年齢から考え
抗癌剤治療などはしない方向で・・と姉と話をしてきました。


緊急手術ということに驚き
83歳で卵巣嚢腫になるということに驚き
そして、手術前には「お腹が痛い」とは言わないくせに
看護師さんに”弾圧ソックス”履かせてもらう時に「痛いなー!!!」と
母の痛いツボずれてない?(笑)
とにかく本当に驚きました。



     ブログランキングに参加しています。
ポチッ!とバナー応援クリックよろしくお願いします

          にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ


母に会いに@奈良

2014-03-13 15:42:25 | 日常

今年は、お正月に実家に帰れなかったのですが
先日、帰ってきました。


今まで病院の中にあるケアホームに入所していた母が、
姉の家のすぐそばに新しく出来た介護施設ホームに引越しました。
やっと先日母の顔と新しく引っ越しした施設を訪問してきました。

今までの施設では、

24時間オムツ。

ずっと、車椅子。

食事の量は少なく、食器はプラスチック。

おやつなどの持ち込みは禁止。

着替えは最低限

お風呂はシャワーのみ

部屋は4人部屋


今回、お引越ししたホームでは、

24時間、オムツなし。普通の下着着用でトイレに行きたくなったら介護の方が付き添ってトイレへ連れて行ってくれます。
便意をもようしても出ない時は、お腹をマッサージしてくれたりします。

移動の時のみ車椅子。食事やその他の時間は、出来るだけ普通の椅子に座るようです。
ずっと、車椅子ばかりの母は、身体を支える筋肉も衰えていましたが、何度も練習していくうちに普通の椅子にも座れるようになりました。

また、車椅子で移動する時も自分の足を床に付け足を動かしながら移動する練習をしてくれ
動きが悪くなった足も少しづつ動かせるように!

食事のおかずの種類も豊富。食器は家庭で使う食器のように陶器の食器。
ご飯やおかずも出来立てで美味しいようです。ご飯のおかわりもするようになったようです。

おやつの持ち込みOK

着替えは、朝夕必ずあり。昼間には、ちゃんとした(ジャージやパジャマではない)服装に着替えさせてくれます。

お風呂は、檜風呂。入りたいと言えば入れてもらえます。

部屋は1人部屋。

何より、スタッフの皆さんがとても明るくて母に一生懸命話かけてくれます。
ご飯もスタッフの方と一緒に同じテーブルで輪になって楽しくお話ししながらいただきます。

買い物などにも連れて行ってくれ、外食もスタッフの方とも出来ます。
家族のように接してくださるので、本当に有難いです。

母の顔つきが、以前より格段に明るく穏やかになっていて嬉しかったです。

はじめにお世話になっていたホームと今回入所したホームでは入所にかかる費用も
倍以上違いますが、本当にお引越し出来て良かったなぁ・・って思いました。








大人っぽくなった次男を久しぶりに見て驚いてました。

話をしていると、しまいには母の口から

「もう早く死にたい。」なんて言葉もチラホラ・・・

これは毎度のこと。親のこういう言葉を聞くのは辛いもんですね。

明るいスタッフさんに囲まれた生活でも、
やはりホームでの生活や車椅子で自由のきかない生活は老いた母には辛いのでしょう・・。
自分がいつか母のようになったら・・・
やはり同じような言葉を口にしてしまうかもしれません。

毎度のことながら母の姿、言葉のひとつひとつに”老い”について考えさせられます。




にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ




がん封じ寺「大安寺」の笹酒が届きました!

2013-01-25 15:38:19 | 日常

毎年送ってくれるのですが、
今年も奈良に住む弟から大安寺さんの笹酒が届きました。






お酒がこぼれないようにビニールを何重にも巻いて
梱包してくれた箱から取り出すと、
笹酒の匂いがプ~ンと漂います。






癌封じになぜ?「竹」
竹の器に日本酒を注いで飲むと体内の殺菌効果
特にガン予防効果があるらしいです。


竹炭は、場を強力に浄化する力もありますよね。
また、竹と水と満月の光りは、最高に相性が良いらしく
竹の器にお水を入れて満月の光の下に置いておくと
パワーが授かるようです!そのお水を飲んでも良いし、
パワーストーンなど竹の器の中のお水の中に浸けておくと
溜まった悪い邪気が抜け
透明感が増し光り輝くとも言われています。


竹には、色んなパワーがあるようです。






竹のおちょこに注いで飲むと
より竹の香りがして そのお酒を口にすると
身体の中から清められていく感じです。


毎年、弟とお嫁さんには感謝です。

有難く飲ませて頂きたいと思います。



大安寺さんでは、色々と年間行事があります。

興味のある方は
大安寺ホームページにて詳細が書かれていますので
参考にしてみてください。↓ クリックで大安寺ホームページへ行けます。

http://www.daianji.or.jp/05-gyoji.html



ブログランキングに参加しています。
ポチッ!とバナー応援クリックよろしくお願いします

にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ




インフルエンザの方は、熱も下がり首の発疹も消えました。
もう少し身体を休めたら復活できそうです
かなり元気です!感染予防の為、もう少し家の中でおとなしくしてます。




がん封じ寺 大安寺へ行ってきましたよ!

2013-01-06 20:11:05 | 日常


4日から1泊で実家に帰ってきました。

で、いつものようにがん封じ寺大安寺さんにお参りに行って
今年も元気に過ごせるようお参りをしてきました。

直接お参りに行けない方にも少しでもご利益があるように
写真を見て写真からパワーが届きますように。










しめ縄飾りのついた門をくぐると
気持ちも新たに凛とします。

2013年新しい年のスタート







本殿前でお参り








「どうぞ今年も転移・再発のないようお守りください。」

「ブログのお友達の癌も転移・再発がありませんように。」

「治療中のお友達が元気に回復しますように。」

「みんなが笑顔で元気に過ごせる一年となりますように。」












がん封じ絵馬も沢山の方の願いが込められかかっていました。











おみくじのダルマがずらりと並べられていました。














前回、こちらを訪れた時より
遥かに多くのだるまさんが並んでいました。










自分だけじゃない!
こんなに大勢の方々が闘っているんですね。











今年も それぞれの症状、状況は違いますが

それぞれ気持ちを強く持って

「負けない!」

「大丈夫!」

どうか今年一年みんなが穏やかに過ごせますように・・・。

皆さんにもどうかパワーが届きますように・・・。








  ブログランキングに参加しています。
   ポチッ!とバナー応援クリックよろしくお願いします

          にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ




その日は突然やってきた。

2012-12-12 21:08:37 | 日常

ポロンが我が家にやってきたのは、
やわらかな日差しが降り注ぐ春の日だった。

その頃、同居の義父は胃癌による胃全摘手術をうけ
自宅療養生活を送っていた。
すっかり痩せて体力の落ちた義父を心配した義父の友人から
「犬でも飼って毎日少し散歩したらどうだ?」と言われ
柴犬を飼うことになった。

義父の知り合いのブリーダーさんの所へ
私は義父と2人で犬を迎えに行った。
はじめて見たその犬の愛らしかったこと。
一目で私は、その犬が大好きになった。








名前を「ポロン」と付けた。

それから子供2人とポロンの散歩へ行く。
そんな毎日が続いた。
散歩の時間になるとポロンは、喜んで思いきりしっぽを振り
私の前でクルクル回ったり飛び跳ねて喜んだ。

義父は、ポロンがやってきた年の秋に亡くなった。
結局、義父は庭でポロンを見るだけで
一度も散歩することはなかった・・・。

子供が小学校を卒業する頃には、
ポロンと私だけの散歩が日常となった。








雨の日も風の日も暑い日も寒い日も雪の日も
毎日ポロンと一緒に散歩へ行った。







病気ひとつせずに元気だったポロン。
5年、10年と月日は流れ
15年目の春頃には、すっかり老犬になっていた。
友達ワンコも皆、天国へ行き
ポロンは町内一の長寿犬になった。
それでも食欲旺盛でご飯もモリモリ食べ元気だったポロン。
そのポロンに異変が出はじめたのは今年の夏頃。





白内障で目がほぼ見えなくなり
次第に耳も殆んど聞こえなくなった。
そして、嗅覚さえなくなっていった・・・。

散歩にも行きたがらなくなった。
視力、聴力、嗅覚をなくしたポロンは
真っ暗で音の無い世界に最初の頃怖かったんでしょう。
よく吠えるようになり、
クルクルとあてもなくリードにつながったまま歩くようになった。
そして、リードが足に絡まり動けなくなっては吠え
そのことを家族に訴える日が続いた。





歩き回っていても目を瞑っていることが多くなった。

リードを外し首輪を軽いものに変え
庭を自由に歩き回れるようにしてやると、
あまり吠えることがなくなった。

だけど、クルクル一定方向へ歩き回る動作は続き
ある日、友達にそれが犬の”痴呆症”であることを教えられた。
昼夜関係なくポロンは歩き続けた。
そして昼夜を問わず吠えるようになった。
雨の日でも雨に濡れながらクルクル回り続けた。
家の中が嫌いなポロンは、
家に入れてやると興奮してしまい落ち着かず
ハァハァ息づかいまで荒くなってしまう。
仕方なく今までのように外でポロンの落ち着く場所へ
雨の日も関係なく雨に濡れながらクルクル歩き続けるポロン。
ポロンがなるべく雨に濡れないようにパラソルを差した。





長く生きるということは、人間も犬も同じ。
健康で長生き出来ればいいのだけど・・・。

まさか犬に”痴呆症”があるなんて。

ポロンは、昼夜を問わず
グルグルと小屋の周りを柵づたいに歩き回った。
柵の角に顔を押し当て動けなくなっても方向を変えることが出来ずに吠える・・・
顏にケガをする・・
ご飯の時間になっても臭覚も視力も聴力も失ったポロンには
持っていったご飯の有りかさえわからない。
口元にご飯を持っていってやると、ご飯に気付き食べる・・。
そんな毎日だった。

そんな毎日が、まだまだ続くのだろうと思っていた。

2012年12月9日の夕方から降り出した雪
明けて10日の朝には、私の住む町は
12月上旬の大雪としては16年ぶりとなる大雪となった。










雪の中、朝一出勤だった私は仕事へ
午後3時過ぎ携帯電話に着信。

「ポロンが危篤状態だから早く帰ってきて。」

突然、義母からの電話。

家に着いた時、ポロンは倒れたまま動けず目を開け
静かに呼吸だけしていた。
すぐに毛布に包み抱いた。

ダンボール箱に毛布をひいて湯たんぽを入れ
暖かい部屋でポロンを撫でた。
次第に瞑る目。
それでも呼吸をとめず横になったままポロンはじっとしていた。
あれだけ家の中が嫌いなポロンが興奮することもなく
力なく呼吸していた。


口元に食べ物を持っていっても何の反応も示さない。
ガーゼに水を含ませて口元を濡らしても何の反応もしめさない。

その夜、私はポロンの横で寝た。
時折、ポロンは4本脚をパタパタと横になったまま
まるで歩いているかのように動かした。
どこかを散歩している夢を見ているのか・・・
痴呆症の時のまま グルグル歩き回っているつもりなのか・・・
その動きを止め 少し目を瞑って寝たかと思うと
また、パタパタと歩いているような動作をする。
一晩中、その繰り返しだった。
でも、穏やかに歩いているように見えた。








朝方、その動きに少し異変が起こる。
4本脚を痙攣させながら、歩くような動作。
口を大きく何度も開ける。
少しだけ苦しそうな動作になった。
しばらく さすってやると痙攣はおさまり脚の動作を止め
目を瞑って寝た。
吠えることもなく静かに
それを何度か繰り返した。

その日も仕事だった私は、ポロンを義母にたくし出勤。

その1時間ほど後、ポロンは眠るように静かに息をひきとった。

私が帰宅した時に見たポロンは、昨夜眠っているポロンと
何ら変わりなく ただ眠っている・・・
そんなふうにしか見えなかった。

15年と9か月。

ポロンはその命を全うし天国へ行きました。

きっと今頃は、天国で義父と再会し一緒に散歩しているでしょう。
喜んでしっぽを思い切り振りながら
綺麗な花園を走り回っているでしょう。
仲良しだった仲間達とじゃれ合っているでしょう。


今朝、うちの畑の片隅にポロンのお墓を作りました。
目印に石を置き、1本の棒を立てました。
その棒にポロンの首輪を掛け石の上に置きました。 
お線香に火を灯そうとした時
ふいにポロンの首輪がクルッとずれて
「コトン」と音をたて動きました。

もしかしたら、ポロンがお別れを伝えようとしてくれたのかもしれません。

もうポロンが昼夜問わず吠える声はしません。
ご近所の迷惑にならないか心配することもありません。
夜中に庭に出てポロンをなだめることもありません。
ご飯の時間を気にすることもありません。
雨に濡れないか心配することもありません。
そして、ポロンのぬくもりを感じることも・・・

寂しいです。

庭を見てもポロンは居ません。

寂しいです。

最後の最後 家族に世話をかけることなく旅立ったポロン。
いつものように家族が出かけるのを見届け
自分の役目を果たし
静かにその長寿を全うしたポロンの最期でした。









視力が失われても聴力が失われても臭覚が失われても痴呆症になっても 
与えられた時間を一生懸命に生きたポロン

一生懸命に生きる姿を教えてくれたポロン



2012年12月11日AM10:45  ポロン永眠 (15年9ケ月)







        ブログランキングに参加しています。
   ポチッ!とバナー応援クリックよろしくお願いします

          にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ