TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

同級生と登る大雪渓そして鑓温泉 その2

2016年08月05日 | Weblog
同級生のミズタ〇君と登ることになった白馬大雪渓から鑓温泉。
天候が非常に不安定な中、細心の注意を払っての決行となりました。

猿倉の駐車場に着いたのが午前0時半。そこから寝て、起床は午前3時。まあ僕にとってはいつものパターンですが、ミズタ〇君にとってはちょっとツラいかもしれません。
ゴメンね。でも今日は遅くなるほど危険度が増していきます。
遅くても14時迄には天狗山荘に到着したいのです。

登り始めると、なんとミズタ〇君強いです。その強さを抑えてあげないと後半必ずしっぺ返しが来ます。
ゆっくりゆったり、それでも速やかにロス無く登って行かなければね。
それにしてもさすがフルマラソンで3時間台を叩き出す男。

稜線手前で1時間のアドバンテージを確保しました。この分だと僕の登りたい旭岳とミズタ〇君の登りたい白馬岳、お互いクリアして戻って来れそうです。
僕の方が時間がかかりそうなので、休憩中の彼を置いて先に飛び出します。約束の時間をなんとなく決めて、分岐点で落ち合うことにします。

旭岳を踏んで戻ってくると、居るはずの彼の姿がありません。
あれ?
『大丈夫、わかるよ。小屋のところね』と言っていたのを思い出しました。
そうか、分岐じゃなくて小屋で待つということか。
約束の時間に間に合わせるためにかなり脚を使ってしまった僕。心配になって彼の名前を大声で呼びます。悪いことに辺りは深い霧に包まれてしまいました。
もしかして、道迷い?嫌な予感が身をよぎります。
慌てて駈け降りるように分岐にある小屋に向かいます。覗いてみると…いません。ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ。離れるんじゃなかった。

行き交う人に特徴を話して尋ねてみると、居たとか居ないとか…。人の記憶なんて当てになりませんね。
仕方ないので名前を呼びながら白馬岳を目指して登って行きます。もしかしたらヒントが見つかるかも知れないし。

心臓はバクバク、脚はガクガクしてます。すると…。
なんだか見たことがある背格好の男がこちらを向いています。
普通に往復してきたそうです。
腰がフニャフニャしました。何はともあれ無事で良かったです。コースタイムの表示が分かりにくくなっていたため、僕が所要時間を間違って伝えたせいだと分かりました。
『いやーキツかった(笑)』
さあ、無事と分かったら先を急がなくては。ここから先は危険地帯です。落雷にやられたら身を隠す場所が無いのです。

今ならまだ行けそうな気がすると感じ歩を進めて暫くすると、雷鳴が…。イヤだな…。
上がってこなければいいが…。
さっきの慌てぶりが効いてしまったのか、僕の脚が言うことを利かなくなってきました。その点、ミズタ〇君はまだまだ脚が残っています。凄いなフルマラソンやってる男は。

杓子岳の辺りで雨が強く降り、雷鳴も響き渡るようになりましたが、もう戻れません。なんとか天狗山荘目指します。白馬鑓ヶ岳を越えるとなんだかちょっと安心感が生まれて来ました。あと少し。
それにしても、余裕のある人達の多いこと。大気の状態が非常に不安定になると知らないで来てる人はいないと思いますが…。

やっとの思いでたどり着いた天狗山荘。到着後間もなくで猛烈な雨になりました。間一髪と言えるでしょう。

その3に続く。
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