Thinking of you

旅行記や映画の感想など日々の暮らしを徒然なるままに残しておきます

Catch me if you can

2005-04-22 00:40:25 | 映画
最近、映画の話題ばかりですが、レンタルビデオ屋さんが一週間50円をしていたので、つい大量に借りてしまったうちの一本。
レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスの共演。本当にあった話ということで公開当時はかなり評判になったような気がするのですが。
映画館でCM見たときも、面白そうと思いつつ結局、見ないままに終わってしまったものです。
もっと、コメディタッチの映画なのかと思っていたら、結構ヒューマンドラマっぽくって別の意味で面白かったです。
以下から、ネタバレありの感想。

16歳までは恵まれた家庭で、良い両親に囲まれていたレオですが父親の事業の失敗。母親の浮気、それに伴う離婚などが原因で家出。
お金のために詐欺行為を働くようになるのですが、頭の回転は昔から良かったようで小切手詐欺を働き始めたんです。
それが、とても未成年とは思えないほど大胆不敵。パイロットから医者、検事補まで職業を偽り詐欺行為。アメリカからヨーロッパと世界中が舞台です。ある意味、職業で人を判別する現代社会を皮肉っているようにも思えますが。
その原因は全て、親の子供に対する愛情不足のような気がします。多分、いいとこのぼっちゃんだった彼は年齢よりも更に精神的には幼かったのではないか。ただし、頭だけはすこぶる良いというのが、一般人とは違うところで。
あの大胆不敵詐欺行為は、子供の後先見ない大胆な行動に似ています。
唯一、彼の共感者である父親は彼がフランスにいる間に亡くなってしまいます。
彼は服役の命じられるのですが、数年の後、刑期半ばで彼を捕まえたFBIのカール(トム・ハンクス)にその才能を買われFBIに引き抜かれるわけですが。
追いつ追われつしていた彼ら。しかし、レオが未だ愛情に飢えた子供であることを見抜いたのも、カールだったんです。それはまた、彼も愛情に飢えた人間だからなのではないかと思われます。
今もまだ、FBIに協力しつつ、小切手の機械を発明したレオの元には数百万ドルが入るようになったとか。これが全て、実話だって言うのが、アメリカの懐の広いところだと感心してしまいます。(勿論、犯罪は許されることではないですけれど)
久々に、普通に面白い映画でした。140分、一気に見れました

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