Thinking of you

旅行記や映画の感想など日々の暮らしを徒然なるままに残しておきます

ドミノ

2005-11-01 00:49:59 | 映画
日曜日の朝、映画に行ってきました。
実は、10月までの割引券があったからなんですが、前日、一緒に行った友人と悩みました。
……見たい映画が無い
ここまで面白くない映画を並べる映画館って、どうよと悪態までついた始末。
で、それでも「シン・シティ」と「ドミノ」の日本に絞ったはいいが、時間帯が……
シン・シティなんてレイトショー枠。仕方が無いのでドミノになったんですが、これもまた9:30か16:30か21:00ぐらいしかないという……。
日曜日の朝、起きている負け犬(笑)がいるかと、ブツブツ文句を言いながらも、割引券を使いたのは貧乏性ゆえか。
で、日曜日のあさ9:30から行ってきましたよ、キーラ・ナイトレイの「ドミノ」。
まったく、予備知識なし。ついでに言うなら、期待も無く(笑)
が、が、これが面白かった

アメリカでの、実際の人物をモデルにした作品。所謂、賞金稼ぎです。
前は、けっこう映画のネタになってましたが、そう言えば最近見ませんねぇ。
で、俳優の父にモデルの母。実際、自分もモデルで活躍したこともあり、何不自由ないお嬢様が、けれど満ち足りない生活に嫌気が差し、ふと目に止めた新聞記事の「賞金稼ぎ」に惹かれ、殆ど押しかけ同様に賞金稼ぎの仲間になってしまう。
チームを組んで、ある三つ巴の事件に巻き込まれてしまうんですが……。
これが、また、テンポよくって。カメラアングルの素晴らしさ。映像美はオープニングもそうですが、最初の登場人物の紹介のところなんて、小気味いいほどです。
テンポの良さで進むんですが、間間にFBIの取調べの「静」の部分が神経質な感じではいる。
で、更に観客は引き来れてしまわけです。
重たいテーマがあるわけではなく、何かを伝えたいと全面的に出している映画でもありません。
確かに考えれば、恵まれた生活をしていた一人の美しい女性が「賞金稼ぎ」という、正義と悪の中間点を選んだ理由とか。
彼女の仲間の、存在や過去なんかを考えればそれはそれで病んだアメリカの現実を思い知らされるのかもしれないのですが。
だけど、もう、そんな難しいことは要らないんです。
どんな小難しい屁理屈を並べようとも、そんなことはどうでもいいんです。
見終わった瞬間、「面白かった!」そういえる映画がベストなんではないでしょうか。
そして、正直、紛れも無くこの映画は「面白かった」映画でした

2005年ベスト1かな~。まあ、R15は伊達ではなく、暴力シーンは山とあるはドラック、セックスもありますからねぇ。好みの分かれる映画かも知れませんが。

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