堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

〈雑言〉

2011-06-26 19:14:04 | 日記
うーむ、ブランチブロックてえ工法があるのだな。

何年かすると草が生え小魚の巣になっとる……。

この会社は、社員六・七人であるが三十年働いてる人が居る。

社長が『社員に家一軒建てちゃる!』と言ってたな~。

この工法は日本より、海外で注目されたのか……。

〈雑言〉

2011-06-26 07:50:09 | 日記
地元の山、御水御湯の湧く所、島や河口河川湖滝に池や公園に、神道仏教や土着の信仰を問わず、特別な人や地元の住民が決まった時期のみあるいは自由に参拝出来る御堂や祠や儀式があるか考えて観て見る。

沖縄・本州・北海道・其他など、それぞれの〈自然〉や〈場所〉に対する歴史背景や信仰の在り方や現状が見えて来る。

ただのスポーツ利用や産業利用の山や海や野原や自然か、貴重な自然遺産や保護区か、場所其物が御神体や神域聖地霊場行場か、全部が重なって居る所も在るだろう……。

海外でも其様に自然を場所を観ると同じ場所が、違う見え方意味を持つ。

一つの場所が護られ続けて来られたのにも信仰と伝統文化と政治経済と環境保護治安維持と幾つもの理由と原因が在る。

決められた時しか入ってはいけない場所、決められた人しか入ってはいけない場所、過去を伝える為の場所、避難所としての場所、是迄の平安繁栄を感謝し祈る場所、此先の平安繁栄を祈る場所、絆を強く高め深め広げる場所、絆の最後の一線を善く保つ場所、一つの場所にも様々色々多種多様な顔が在る。


祈祷祈願の場所建物、供養法要の場所建物、個人の墓、代々の墓、一族の墓、大切大事な物事人時場所としての墓に供養塔。形の有無、様々色々多種多様な形が在る。歴史信仰宗教風土風習により千差万別である。


中央・都会と地元の違い一長一短善し悪しを比較対照して観る。

歴史の在る街と歴史の無い街や歴史が有っても都会や地方地域集落で、共同体や全員参加の行事がどう違うか一長一短が在るか善し悪しが在るか、比較対照し考えて観る。

引き継いで繋げられて来た、物事人時場所は、過去の人災天災疫病や五穀豊饒大漁や地域の平安繁栄などの記憶想いを、これから先に繋げる物事人時場所と成る。其処には、神仏御先祖様が関わる行事場所の事も在る。

しかし何も考えずに、

『宗教?信仰?神仏?御先祖? 宗教とか信仰とか、そんなのもういいんだ!

宗教信仰とかは、
困った時に頼る縋る御願いするものなんだ!そんなのもういいんだ!

勧誘されて、入信入会して御金を取られる、他教他宗に対して排他的に成るんだ!そんなのもういいんだ!

戦争の原因なんだ、そんなのもういいんだ!

宗教信仰なんてそんなのもういいんだ!』

と言う人が居るが、道端の御地蔵さんや道祖神さんや祠にも、その様に言ってしまう人がいたりもする。

然しながら、テレビ・映像・写真・本・雑誌・ネットで、寺社神事仏事ではなく伝統文化としてのみ紹介されると、

『文化だよねー、こういうのは大切大事に残して引き継いで繋げなきゃ、先人の想いを教訓を……。伝統の技術が集約されてるしね……。』と、成る。人は先入観次第の事がある。

個人地域の信仰・宗教・神仏・御先祖・伝統文化への関わり経験体験によっては、発言が同じでも実態が違う事が有り、実態が同じでも言葉が違う事も有る。

地元自国他国を問わず、〈信仰・宗教〉の神事仏事と〈伝統文化〉が互いに積み重ね立て合い同化し繋げられて引き継がれ今に至って居る場合が在るので、善く善く吟味し言葉に出す事である。

近代迄は〈信仰・宗教〉の中に〈文化〉が在り、〈文化〉の中に〈信仰・宗教〉が在った。(現在も引き継がれて居る所も在る…。)

芸能芸術匠の技を考えて観ても、〈寺・神社・教会・神域・聖地・行場・霊場〉に在った……。

ガウディが好きな者は、サグラダファミリアが教会だと言う事を思い出す。

〈コンセプト、オブジェ、インスタレーション、パフォーマンス、コラボレーション、ミクスドメディア〉などの言葉が、現代美術には飛び交うが、其物の意味と業界での意味と歴史的意味と地域環境への意味と其他への意味を、考えて観る。(地元自国世界の現代美術の人達の見方聞き方考え方を参考参照して観る。)

根本的意味、姿形の意味、置かれた意味、置き方の意味、周囲との関係の意味、周囲への影響、周囲からの影響、其他。
物事人時場所に当て嵌めて、考えて観る。
意外な見方聞き方感じ方を得る様に成る。

アイヌ民族や本州の地域や沖縄では、土地其物への想いが、北海道と違う事に気付く事が在る。
例えば本州の地域によっては、自分の土地に墓が在る。
家族一族代々の御先祖様が自分の土地あるいは地域に眠って居る、土に還って居るのだ。

本州から北海道への移住者や都会に住む方々は、土地とは『家族一族の思い出・資産』だが、北海道でもアイヌの方々、海を越えた沖縄から青森、自然信仰と祖先崇拝が強い地域場所では、 土地は『聖地御神体・先祖代々が土に還っている墓所』の事が在る……。

信仰が深く、伝統文化も長く継承され、共同体としての結束力が強いと、土地に対する想いは強く重成る事がある。