エントモ考える野球

弱者の戦いを駆使するチームアドバイザー。当たり前の実践で土台を作り、具体性のある弱者の戦略で弱者が強者に勝利する。

顔を上げ、前を向き、歯を食いしばって乗り越えろ!

2006-03-04 21:05:22 | Weblog
悲しいコメントがほとんど。

北海道知事のコメントも同様。その位しか言えないのか。閉口。
やったしまったことは許されないこと。重々承知。
しかし、あのコメント。レベルが低い。北海道の長たるものの言葉か。

良い時は喜んで「救世主」とまで言う。
良い時は誰でも良い言葉をかける。当たり前。
しかし、本当の温かさは「失敗した時のコメント」だ!
あのような程度のコメントはテレビの特ダネなどのコメンテーターが言う言葉。
厳しい言葉をかけるのも結構。しかし、それだけか?
大きな括りでいえば、北海道民の子供。あんたの子供だ。
その子供が失敗をしてやらかして、

「残念の一言に尽きる。(部員が)社会のルールを守れなかった。やや厳しい
 言い方だが、学校なり家庭、周りの大人たちが彼らを指導できなかったとい
 うことだ」

今後のことに言及していない。残された子供達へのコメントもない。高野連の
脇村会長は、今後の1・2年生を気遣う言葉も発表された。道外の人間でもそ
の位のコメントは出す。

失敗を犯した子供達は、下を向いている。その子供達をなじるだけが今の大人
の行動なのか?寂しさを覚える。昔の頑固おやじみたいに「叱る」「抱きしめ
る」。叱った後は?どうするの?
彼らに何をもらった?勇気や元気をもらったはず。その恩返しに彼らが失敗し
た時には「叱る」(感情的に怒るではない)そして、これからどうしていくか
の前向きな考え方をするべきではないか?

頑固おやじがいなくなった。
子供が過ちを起こせば頭を叩いて正す。今はそれを暴力という。なんかおかし
い。街中に悪さをしてるやつがいれば、自分の子供にかかわらず叱る。
頑固おやじがいなくなった。

「教訓」

良い時が続けば「おごり」が出てくる。これは今回の事件で教訓として戒めな
いといけない。良い時ほど謙虚に生きていくべきだ。しかも、「伝える」と「
伝わる」は違う。子供達に口をすっぱく伝えてきたに違いない。でも、伝わっ
ていなかったのだ。これも事実。やはり「頑固おやじ」が子供には必要だ。
昨年の1回目の不祥事で頑固おやじはチームから去った。

北海道を変えた男が去った。
寂しいものである。これだけは言える。大きな宝を失った。
人柄を熟知しているだけに残念。
でも顔を上げて欲しい。前を向いて乗り越えて欲しい!