日常会話の中でも、機転がきく人間か、とか物事をよく考えている人間か、とか無意識にその人の使う言葉で測るよね。
難しい言葉を使わなくっても、教養のある人はその物腰も含めて(宣伝しなくても)その豊かさが滲み出るものです。
無論、親父ギャグで失笑を買おうが、直接人間性まで否定されるものでもないし、平凡で小市民的人間というのも悪くはないと思います。
が、たいていの人がおおよそ先が読めてしまう意外性のない会話しか出来ない人間には魅力を感じないでしょう?
特に創作においては、いつか何処かで読んだような、使いふるされたお約束の展開なんぞ誰も求めちゃいないはずですよね。
その発想の独創性を支えるもの、それは人の考え得る段階の、常に一歩先まで粘り強く思考の歩幅を延ばす努力によって生み出されるものではないかと思います。
訓練によってニューロンの働きを活性化させられるものかどうか分かりませんが、苦労もしないで黙って座ればぴたりと人の考えの及ばない斬新なアイデアが湧き出るなんてありえないでしょ。
100点満点じゃないですけどね、次は何を出してくれるの?という期待をほぼ裏切ることなく多種なキャラクターと練られたストーリーで楽しませてくれる「ハンター×ハンター」はやっぱり好きです。
ジャンプは毎週、スーパーとか書店で気に入った作品だけ立ち読みするんですが、この度出た30巻の最初の部分だけ見逃してて、ずっとお話を整合させるべく発刊を心待ちにしてました。
「インディジョーンズ」で剣の達人に情け容赦ない飛び道具で勝負を決する場面がありましたね。
ここにきて持ち出された「化学兵器」もあっけない気はしますが、基本的に少年誌というのはまずバトルの展開なしには成り立たないという事情があるので、一通りの闘いのシーンを披露した上での収斂手段になったのでしょう。
外野席で「キモイ冨樫信者」とか「頭悪いんじゃねーの」とかレベルの低い言葉の応酬がなされているんですが、実は(趣味悪いかな)評論とは別物として時々楽しみに覗きます。玉石混交、たまに同感できるコメント発見することもあります。