12月ともなればアチコチで美しいイルミネーションが見受けられる。
前2枚の写真は通勤途中の大京原橋の近くの(聞くところによると税理士さんの)お家の電飾なのだが、肉眼で見るのと写真で見るのとではまるで印象が変わってしまうのが残念。
今晩のように雨もよいの日などは特に光が乱反射してひときわ美しく感じられたイルミネーションの輝きが、写真で見ると何だか夢から覚めた芝居小屋みたいに貧相に見える。
この現象は例えば庭先の花の写真を撮った時などにも体感する。
やはり肉眼で見たときには一面に花たちが溢れかえっているように感じたのに、写真で撮って見ると、脳が記憶していない土や鉢、葉っぱの思いがけない大きな比率での出現に興ざめすることがある。
音波あたりだと、ドップラー効果というものがあって、音源と自分との相対的な距離の差によって聞こえる音の高さが変わるというのはよく知られていることだが、視覚からの情報を脳で処理する時、自分の都合で何らかの増幅作用が働くのだろうか。
もちろん画像が小さくなることで情報の量が減る、カメラの性能の悪さで伝えたいものがこぼれ落ちてしまうということはあるだろうし、三次元の世界が二次元の世界に変換させられた時点でやはり異質なものに変わらざるを得ないということはあるだろう。
未来の写真はそこらの問題も解決していくかもしれないけど、やっぱり神秘なる人間の心眼には永久にたどり着けないだろうな。
後半の写真は職場にいただいたお歳暮のお花。サンタさんのいるとこ、アップ。
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