ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「キョウチクトウ(夾竹桃)」 キョウチクトウ科 

2024-08-06 08:12:23 | 日記
    「キョウチクトウ(夾竹桃)」 キョウチクトウ科 ☆8月9日の誕生花☆
               花言葉は… 油断大敵・危険な愛・用心



  8月6日(火)  今日の和泉市の天気予報は、 “晴” の予報です 。  
 昨日の予報は “晴のち曇” でした。  昼過ぎまで 、夕方は でした。
 お天気実績では、日付が変わった頃に が2時間ほど付いていますが 夢の中にいました。
 今朝の気温は28.0℃が最低気温で、湿度が90%以上あり、これまでにない蒸し暑さでした
 最高気温は33.5℃で、猛暑日にはなりませんでしたが、日中も湿度が70%以上で、不快指数MAXでした。

 今日の和泉市の天気予報は “晴” です。 24時間予報は、24時間 マークが並んでいます。
 今朝の最低気温も28.0℃(湿度90%)と蒸し暑い朝です。最高気温は午後2時ごろの34.4℃を予想しています。
 今日も昨日と同じ蒸し暑さMAXの一日になりそうです。ほんと、スコールのような雨がザーっと降ってくれないかなぁ。
      皆さん、蒸し暑さでふやけないように注意してください



    広範囲でゲリラ雷雨注意     沖縄に熱帯低気圧が接近
《全般》6日(火)も東北~九州では強い日差しが照り付けて厳しい
 暑さが続きます。午後は内陸部を中心にゲリラ雷雨の可能性あり。
 熱帯低気圧が接近する沖縄では強まる雨に注意が必要です。
 晴れてもゲリラ雷雨に注意 東北~九州では強い日差しが
 照り付けて厳しい暑さが続きます。大気の状態が不安定で
 午後は内陸部を中心にゲリラ雷雨の可能性があります。
 東海~西日本は危険な暑さが続く 35℃以上の猛暑日になる予想です。
 健康を脅かす危険な暑さが続くので熱中症対策が欠かせません。
 昼間の外出は極力短時間にして、涼しい屋内で過ごしましょう。
 沖縄は強まる雨風に注意 本州の南の海上に発生した熱帯低気圧が
 西に進みながら沖縄に接近します。先島諸島を中心に雨が強まり、
 強風で横殴りの雨になるおそれがあります。




   今日8月6日は 『被爆79年目・広島原爆の日』 です。
   写真を趣味にしていた父が撮った原爆ドームです
  (パネルにして母の部屋に飾ってあります)
  父は被爆者ではありませんが、母は広島市内で被爆。ひげは被爆二世です。

  以下の文章は被爆者二世として “原爆を語り継ぐ” という意味を込めて、
  毎年 “広島原爆の日” に私の子供の頃の記憶を紹介しています。
  多少の加筆はありますが、毎年同じ内容(文章)です。

  “あの日(原爆投下の日)も良う晴れて暑い日じゃった”… 
  当時の様子を語る人がまず最初に口にする言葉です。
  そして原爆の事を地元の人は “ピカドン” あるいは単に “ピカ” と言います。
  ピカッと光ってドンと破裂した事からそう呼ばれたのです。 
  それほどすさまじい閃光と爆音だったのでしょうね。
  母も8月6日になると「ピカの日も良う晴れて暑い日じゃった」
  と言っていました。ですが、母から聞いたのはその言葉だけです。 
  辛い体験を思い出したくなかったのか、
  原爆についてはあまり話したがらない母でした。
  私はその日から2年後の8月に生まれているので、
  もちろん直後の様子は知りません。
  ですが、物心付いた5~6年後の光景は記憶に有ります。 

 住んでいた近くに法正寺(ほっしょうじ)という寺が有り、当時小学低学年だった私と友達は倒れた墓石の上を、
 飛び跳ねて遊んでいる光景です(罰当たりな事です。
 当時はなぜこんなに大きな石が倒れているのか、気にもしないで遊んでいました。
 後年、原爆の爆風で倒れたのだと知りました。

  公園の土を掘っていて、熱で溶けて飴のようになったガラスも良く見かけました。
 今でも掘り起こせば出て来るのではないでしょうか。

  広島駅前の橋のたもとで… 戦争で片足を失った傷痍軍人が白装束でアコーディオンを弾き、
 物乞いをしている光景。 ♪ ここはお国を何百里…離れて遠き満州の…

 銭湯の女湯… 顔から肩や背中にケロイドのある人が、人目を気にしながら入浴している光景。
 当時内湯の有る家は少なく、ずい分恥ずかしい思いをしながらの入浴だったと思います。
 こんな事も思い出しました… 父が働いていた会社の社長さんの家に行った時の事。
 社長の親せき(女性)の方に出会い、ひげが 「お父さん、さっきの人、鼻緒(はなお)が切れてる」と言ったのです。 
 その人は顔の半分がケロイドで、鼻がつぶれたようになっていたのです。
 私は鼻緒の意味もよく考えず、ただ鼻からの連想で「鼻緒が・・・」と口走ったのです。 
 父の妹(私の叔母)も被爆者で肩に酷いケロイドが有るのです。父に目から火が出るほど叩かれました。 
 
 被爆前の町の様子を知らない私は、世の中はこういう物だと思って受け入れていました。 
 戦争に行っていた父以外の親戚は皆んな被爆者でしたが、原爆については殆んど口にしませんでした。 
 うすうす近い過去に何か有ったとは気付いていましたが、何が有ったのかを訊くのも憚られる雰囲気で、
 私から積極的に聞く事はしませんでした。 

 そうそう、知り合いのお姉さんが原爆に遭っているという理由で、
 結婚を断られたと憤慨して話している両親や親戚の光景も思い出します。 
 この時はもう原爆が落とされた事は知っており、私たちは何か重い物を背負わされているなと感じたものです。
 幸い被爆者である母や親戚の人たちは皆んな長生きしていますが、まだ若かった頃は、
 身体に不調が有るたびに原爆と結び付けて、得体の知れない不安に怯えていました。

 いま、広島に落とされた原子爆弾の数千倍もの威力が有る原爆、水爆が、世界に1万5千発存在するとか。  
 隣国ではその開発にトチ狂っているし…核保有国の誰か気の狂った奴がボタンを押さないとも限らない…
 原子力発電にしても1度事故が起こればその処理に数百年もかかる… 原子力なんて要らない。



 今日の花は「キョウチクトウ(夾竹桃)」です。




広島を故郷に持つ者にとっては 「夾竹桃」 は特別な花です。
昭和20年、広島市に人類史上初めて、原爆が落とされ、70年間は草木も生えないと言われた焦土に、
いち早く 「夾竹桃」 の花が咲き、広島復興のシンボルとしてこの花が市花に選ばれました。
原爆ドーム周辺にも沢山植えられています。




復興のシンボルであるこの花は、一方で猛毒を持つ木でもあります。
調べてみると木全体に “青酸カリ” より強力な毒 “オレアンドリン” という劇毒を持っていて、
体内に入ると心臓発作や下痢、痙攣などを引き起こすそうです。
実際にキャンプをしていて、この枝で作った箸で中毒を起こしたとか、バーベキューの串に使い、
死者が出た事故などが報告されていました。
原爆投下、復興のシンボル、劇毒を持つ花… 何か皮肉な物を感じます。




以前、俳句を読まれる沖縄にお住いのブログ友達が
〖夾竹桃 フェンスを隠し 基地隠し〗 という句を詠んでおられました。
ある俳壇で入選した句だそうです。 
「夾竹桃」 が基地のフェンス周りに植えられ、基地を隠しているように思える 
…との句ですが、ここにも「夾竹桃」が…。




私は「赤い夾竹桃の花」より「白い夾竹桃の花」の方が好きです。
「白い花が咲く夾竹桃」にも、もちろん毒は有るのですが、「赤い花が咲く夾竹桃」は、
より不吉な感じがして、嫌いなのです。という事で、白い花の夾竹桃だけをアップしています。
この木は乾燥や公害に強く、街路樹などで良く見掛けます。
「夾竹桃」 の名前は、葉がタケ(竹)に、花がモモ(桃)に似ていることにちなむそうです。
原産地はインド北部で、日本へは中国を経て江戸時代中期に伝来したそうです。
コメント (6)
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