息子の自転車事故で学ぶ

息子が自転車通学中に危険運転車に轢かれた。その後の保険会社や加害者の対応、決着など綴ります。時系列になってます。

保険屋さんと交渉(2)相手は大手保険会社

2019-02-22 14:59:06 | 自転車通学

(一昨日の続きです)


2人目の担当Hからメールで、調査会社からの報告があったこと、そしてその報告によれば、過失割合 6:4でウチの息子が悪い。

だから医療費や自転車・制服等損害の費用は払えないと連絡が来ました。

思った通り、調査会社は(雇用者である)保険会社の意向に添った裁定(忖度?)を出し、保険会社は、(おそらく)報告内容からイイとこ取りをして私共被害者に通告して来ました。


私は担当Hに、メールの趣旨を文書(社名レターヘッド&押捺つき)にして郵送してくれるよう要求し、Hは送ってきました。

(この事は私どもにとっては幸いでしたが、もし私がHの上司だとしたら、ちょっと考えてしまいますね・・・・脇が甘い)

その後何度かHとメールのやり取りをしましたが、息子は心療内科に通っている最中ですので、私は情報収集と証拠集めに精を出し、保険会社には意思表示を控えました。

そして事故から約5か月後、息子の心療内科での治療を一段落させてのち、行動を起こしました。


敵は旧財閥系の誰でも知っている保険会社。

相手にとって不足はありません。





戦う前に・・・・

2019-02-21 18:32:40 | 自転車通学

近頃のTVやニュース等でご承知のように、悪い奴を追い詰める”証拠”として、録音や防犯カメラの画像が頻繁に引用されます。

これらのデータが、日本の裁判等で法的に”証拠”と認められるか否かは別として、少なくとも証拠に準ずるものであることは、論を待ちません。

私共のケースでは、保険会社や加害者から掛かってきた電話は録音するようにしました。

しかし、電話ではなく、むしろEメールでのやり取りをお願いしました。

何故なら電話であれば、心情的な対応をして不利益を被るようなことを云うかも知れないし、のちに、云った云わないの『水掛け論』になるかも知れないからです。

更に保険会社の主張する事で違和感を覚えることは、レターヘッドと捺印付きの文書で郵送してもらうようお願いしました。(仮にメールで書いてきた要旨の同内容を、文書での郵送で拒否すれば筋が通らず、むしろ相手が負い目を負うことになります)


ただし、これらの『証拠』の公開は、名誉棄損や侮辱、プライバシーの侵害と逆に難癖を付けられる恐れもあり、注意することが肝要で、むしろ切り札として温存し、相手方や第3者から請求される時まで待つ方が良いように思います。

何故なら、世界的な時代の流れではありますが、この分野では日本は後進国だからです。

“窮鼠猫を噛む”の喩えがあります。

相手を完膚なきまでに叩きのめしたい場合を別にすれば、逃げ道は与えておいた方が良いように考えます。


だいいち私は、警察でも検察でも、弁護士でもなく、目的は家族の名誉を守るためです。

そしてもし私に出来れば、世の中の為、あとに続く自転車通学の子供たちとその父兄の為に、少しでも役に立てればと念じているからです。




保険屋との交渉 (1)

2019-02-20 09:31:48 | 自転車通学

2017年11月の事故の日の夕方、保険会社の担当:Mと名乗る人物から電話がありました。

私ども被害者家族の傷口に塩を擦り込むような、高圧的で人情もない、非常識と思われる電話でした。

病院から戻った被害者である子供を看病している最中の、母親に対してです。

保険会社は旧財閥系の日本最大手のひとつ、大会社です。

母親は、子供が心配でそれどころではなかったのですが、当然反論しました。

するとMはさらに威圧的になり、それでは事故調査会社に依頼するとまるで脅迫するように言い放ちました。

私共も、望むところです。




しかし調査会社とは、保険会社が依頼して(=費用を負担して)調査をする会社です。

調査会社によっては、保険会社が出資している調査会社(=子会社モドキ)もあるようです。

これはもう所謂、『公正な第三者』とは言い難いと思いましたが、応じました。




後日、息子と両親で調査員と会い5時間を費やし、聞き取りを受けました。

息子は、事故で受けた心の傷を執拗にほじくられましたが、中一の彼なりに真摯に受け答えしました。

息子は学校を休まざるを得ず、私ども両親も1日潰れました。




一方で、担当Mの言動に恐れを抱いた母親は、保険会社の”本社相談室”に電話し、担当を替えて頂きたく相談しました。

すると即座にM(支社勤務)から電話があり、引き続き担当させてほしいと、態度をコロリと変えて哀願口調。

更に気味悪くなった母親は、Mの上司に電話を代わってもらい、事情を話し上司に担当の変更を再度お願いしました。

そして事故担当者はHに替わりました。





その(2)復讐ではなく正義を行う

2019-02-19 05:55:37 | 自転車通学

加害者とその保険会社への意趣返しではなく、私は本当のこと、何が起こったのかを知りたかった。



確かに当初は、”仕返しすること”が私のエネルギー源でした。

希望に燃えて 中学に入り、勉強や部活に勤しみ、規則を守って自転車通学していた我が子が、なぜこんな目に遭うのかという、怒りの感情が心を満たしました。

それは私の妻であり、被害者の母でもある一人の女性も同じでした。

私は男ですから、家族を守るために、”外敵”と戦うのは当然のことです(古い考えでしょうが)。


攻撃されれば防御もするし、相手の弱点を見極め、反撃もします。

ただし、リベンジではなく、私の信じるジャスティスを行うためです。





事故の真相を究明する(1)

2019-02-18 06:22:06 | 自転車通学


事故の真相を究明するために、私は・・・・


・家から約1キロの事故現場に何回も通い、自転車通学の様子を調べ、交通状況を研究し、2百数十枚の写真を撮りました。

・巻き尺とコンパスで事故現場を測量し、図面にして事故の原因検証を試みました

・現場前の住人の話も聞きました。

・“事故証明書”を取り、加害者の自宅を見つけ周辺の駐車場を調べ、ナンバープレートから加害車両を特定し、バンパーの傷などの写真を撮りました。

・警察や保険会社に勤務する友人知人に相談しました

・ネットで〈自転車 対 車〉の事故に関し、様々な知識を仕入れました。

・各所の無料相談で5人の弁護士や専門家に会い、事故について説明・相談しました
(本当に親身になって聞いてくれる人や、自分の利益になるかどうかを基準にして話を聞く弁護士など、様々でした)

・県警や県・市のウェッブサイトから、県内の道路や交通事故に関する情報をピックアップし勉強しました。

・交通法規も勉強し直しました。

(これらの半分は、ふた昔前なら容易ではありません。ネット社会に感謝です)



そして、以上の資料を分析・検討し、約30ページの【上申書】を書きあげました。