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こんにちわ、滑川地域日本共産党後援会です

子育て支援で先駆的な滑川町。非核平和都市宣言もしっかり。こんな町です

「分散型避難」にそくした救援、事業継続への直接支援を

2020-07-11 | 災害・被災・公害

志位委員長が会見

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(写真)記者会見する志位和夫委員長=9日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は9日、国会内で記者会見し、梅雨前線の活発化による豪雨災害について、政府が呼びかけた「分散型避難」にそくした「プッシュ型支援」と、温泉街などが新型コロナウイルスと豪雨災害という「二重の打撃」を受けるもとで、事業継続にむけた直接支援を強く求めていきたいと表明しました。

 志位氏は、党として対策本部を立ち上げ、国会議員団が現地に行き、地元党組織と一体の救援活動を開始していることを報告した上で、二つの支援の必要性を強調しました。

 第一は、救援の問題です。志位氏は、新型コロナのもとでの災害で、政府が「分散型避難」を呼びかけているとして、「ご自宅、親戚のお宅で避難されている方がかなりおられます。しかし、そこに物資や食料などが届いていないという状況がかなりあります。『分散型避難』を呼びかけている以上、速やかに必要な物資や食料が届くよう強く求めていきたい」と語りました。

 共産党として、避難所にパーティションや段ボールベッドをすぐに届けるよう政府に提起し、政府も「プッシュ型支援」を約束したと指摘し、「避難所への手当てを急がなければなりません」と強調。その際、「『分散型避難』で、取り残される方がでることは絶対に許されません。こちらにも『プッシュ型支援』を強く求めたい」と語りました。

 第二は、熊本や大分の温泉地などでの被害に対する直接支援です。志位氏は、熊本県人吉市の商工会議所との懇談で、「これ以上の借金はできない」「融資では対応できない」と訴えられたことを紹介。「休業要請がようやく解除されて、予約を取り始めたところに豪雨が襲ったという『二重の打撃』を受けています。これまでの災害にない重大な打撃です」と指摘しました。

 このもとで、政府に特別の方策を求めたいとして、(1)中小企業などのグループ施設復旧費を国庫で補助するグループ補助金の速やかな適用とともに(2)「事業継続のための直接支援」が必要だと強調。「『心が折れてしまう』『融資ではダメだ。支援が必要だ』との切実な声がこれだけある。直接支援を強く求めたい」と述べ、「以上2点を現時点で政府に強く求めていきたい」と語りました。

 志位委員長は9日、武田良太防災担当相に電話で、同日の会見で政府に求めた2点を要請。武田氏は「わかりました。検討して報告します」と回答しました。

 志位氏はツイッターで「緊急の災害対応は与野党の別なく協力して進めていきたい」と表明しました。

 

九州豪雨

安心できる避難所に

福岡・大牟田 仁比氏ら聞き取り

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(写真)被災者から聞き取りをする(右から)仁比、崎山両氏=8日、福岡県大牟田市

 九州各地を襲った豪雨被害の実態調査のため、日本共産党の仁比聡平前参院議員は8日、被災した福岡県大牟田市に入りました。共産党の崎山恵子、北岡あや両市議、江口学衆院福岡7区予定候補らが同行しました。

 同市三川地区では、多くの住宅が床上1メートル以上浸水。ようやく水がはけたこの日、片付けをする住民らの姿が見られ、表には被災した家財、車などが並んでいました。77歳の女性は「あっという間にこんなになってしまって」と肩を落としました。

 同地区では、指定避難所も浸水し、急きょ市の指示で大牟田文化会館に約160人が避難。固定席の間に配布された毛布などを敷くなどして、過ごしています。同館は指定避難所ではないため、今後も避難先を移動しなければなりません。72歳の男性は「寝る場所があるだけでも、ありがたい」と話すものの、生活再建の見通しもありません。

 仁比氏は、命からがら避難し、助かった住民らを励まし「一日も早く、安心できる避難所を提供する必要がある」と話しました。崎山市議は「市に改善を求めている」と語りかけました。

 一行は、社会医療法人「親仁会」、福岡県建設労働組合大牟田支部などがそれぞれ立ち上げた災害対策本部を訪問し、激励し合いました。

 

九州豪雨

工場長「商品確認まだ」

福岡・久留米 田村・真島氏ら調査

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(写真)浦川さん(右端)から話を聞く(左へ)真島、小林、田村、金子の各氏=8日、福岡県久留米市城島町

 九州各地で7日夜から8日朝にかけても激しい雨が降る中、日本共産党の田村貴昭衆院議員、真島省三前衆院議員(衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補)は8日、住宅被害が集中した福岡県久留米市に入り、状況を調査しました。金子睦美、小林解子の両市議が同行しました。

 こども食堂などに取り組む「フードバンクくるめ」代表の浦川豊彦さん(66)は「ここまでなるとは思わなかった」と語ります。筑後川からあふれた水がひざ下の高さに達し、仮設のトイレが倒れるなどの被害が出ていました。

 筑後川下流に位置する同市城島町では、一部で道路が冠水、田が、ため池のようになっていました。筑後川のそばにある食酢製造工場長の男性(55)が工場の前に立ち尽くしていました。「商品や機械を(工場内で)1メートル上に上げましたが、水が引かないため(近づけず)確認できません」「土のうを組んだが意味がなかった。食品工場だから衛生管理にも費用がかかります」と語ります。新型コロナウイルス感染拡大の影響で外食の売り上げがほぼゼロになった影響は大きく、先月半ばから業務用の売り上げが少しずつ増えてきたところを襲った水害に、肩を落としました。

 

坂本町 9割世帯避難

熊本・八代市 仁比氏ら調査

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(写真)商店店主夫妻(左端と左から3人目)から被害を聞き取る(右から)橋本、仁比両氏ら=9日、熊本県八代市坂本町

 日本共産党の仁比聡平前参院議員は9日、いまも被害の全容がつかめていない熊本県八代市坂本町を調査し、被災者を見舞いました。橋本徳一郎市議、野中重雄南部地区委員長らが同行しました。

 古民家が点在する山あいの同町集落(約70世帯)が豪雨で孤立。プロパンガスが使えず、テレビも視聴できない状態で、9割の世帯が避難しています。

 5・5メートルかさ上げしたにもかかわらず2階まで水に漬かった、球磨(くま)川と油谷川の合流点手前にある、日用品販売の商店。店主(69)は、ボランティアの力を借りて店内のゴミを片付けていました。「橋がバリバリと音を立てて流れるのを見た」と恐怖を語りました。「ボランティアの人たちのために水・食料と仮設トイレが欲しい」と話しました。

 支援物資受け入れ拠点になっている特別養護老人ホーム「一灯苑」では、職員2人で対応しています。男性職員は、同町の自宅の状況を確認する余裕もなく対応しているといい、疲労の色を隠せません。仁比氏は「村の復旧・復興の拠点になり得るところでボランティアなどあり得ない」と市の費用の必要性を指摘しました。

 

「国の制度活用できる」

岐阜・下呂市に本村・島津氏ら

  日本共産党の本村伸子衆院議員と、島津幸広前衆院議員(衆院静岡1区、比例重複予定候補)は9日、岐阜県下呂市に入り、大雨で増水した飛騨川の濁流で崩落した国道41号の現場を調査。濁流や土石流で家の基礎がえぐれた現場などを回り、被災者に国の支援制度が活用できることなどを話しました。吾郷(あごう)孝枝市議、日下部俊雄元市議が同行しました。 両親の住む家が飛騨川沿いにあり、泥出しを手伝いに高山市から来たという家族の男性(50)は「玄関まで泥が押し寄せた。家の裏の田が3メートルほど崩れた」と話しました。本村氏らは住民を励まし、避難場所の実態や要望を聞きました。

 濁流で家の基礎がえぐれた被災者には、今回の被害が災害救助法の適用になったことを紹介し、応急修理にも国と県の予算が使えるようになったと説明。本村氏が「住宅再建支援制度も使えるように求めていく」と話すと、住宅の男性は「何かあったら相談したい」と応じました。

 県や市役所の担当者と懇談し実態を聞き取り。岐阜県下呂土木事務所の担当者は「まずは被害の状況を把握し、集落の孤立を解消させたい」と強調。下呂市役所建設部の担当者は「41号は基幹道路なので早急に復旧させてほしい」、同市小坂振興事務所の担当者は「小坂の被害が大きいので何とか支援をしてほしい」などと話しました。

 商工会の担当者は、「コロナ禍で自粛して再スタートを切ろうとしていたところだった。取り残されるのではないかと心配している」と切実な実態を話しました。

 被害状況を聞いた田村氏は「支援対策を国、県に求め、進めていきます」、真島氏は「国・県のグループ補助金、コロナの持続化給付金の上乗せを実現させたい」と話しました

 

 

簡易テントなど設置早く

避難所・感染対策 参院委で田村氏要求

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(写真)質問する田村智子議員=9日、参院内閣委

 日本共産党の田村智子議員は9日の参院内閣委員会で、7月豪雨によって全国的に大きな被害が生まれている問題で、新型コロナウイルスの感染対策をしながら命と健康を守るために、避難所の簡易テント、簡易ベッドの設置を早急に進めるよう求めました。

 田村氏は、避難所・避難生活学会の榛沢(はんさわ)和彦氏が避難所の段ボールベッドの設置について、自治体が申請して県が発注という仕組みでは迅速な対応は困難と指摘していることを紹介し、「国が一定数備蓄し、すべての避難所に迅速に輸送する体制をとっていくべきだ」と主張しました。

 内閣府の平将明副大臣は「(備蓄の)数量は目詰まりしないよう検討を進めていく」と答弁。田村氏は「新型コロナ対策として早急に検討し普及してほしい」と述べました。

 

 

                                         ― しんぶん赤旗より ―


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