安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)は7日夕、3日連続の街頭宣伝を東京・新宿駅前から開始しました。日本共産党、立憲民主党、社民党の野党3党の代表がそろって「安倍政権を倒すために力をあわせよう」と訴え。市民と並んで「野党と市民は共闘、共闘」「みんなの力で政治を変えよう」とコールしました。
(写真)市民連合の街頭宣伝に聞き入る人たち
=7日、東京・新宿駅西口
「みんなのための政治を取り戻す」と書いたプラカードを掲げた人や足を止めてスピーチを聞く人、宣伝カーに手を振る人も。6歳の息子を連れた川崎市の戸山灰さん(41)は「憲法を守り、戦争に反対する野党、政治家を応援します。選挙で頑張ってほしい」。
市民連合を代表してあいさつした市民連合の中野晃一さん(上智大学教授)は、「安倍さんは『国難突破解散』だというが本音は野党をたたきたいだけです」と指摘。「こうしたなかで踏ん張っている野党がいます。雰囲気だけの政治はもうたくさんです。少しずつ、まともな政治にしていきましょう」と力をこめました。
ルポライターの鎌田慧さんは、憲法9条を守るかどうかが問われているとのべ、「憲法を子や孫に渡すのが私たちの使命です。市民の力で新しい社会をつくっていこう」。
日本共産党の吉良よし子参院議員、立憲民主党の海江田万里・元衆院議員、社民党の福島瑞穂副党首が参加。吉良氏は、「市民と野党の共闘にこそ希望があります。共闘を前に進め、市民の手に政治を取り戻しましょう」と呼びかけました。