『Colorful』 森絵都/著
2度も映画化される小説、「カラフル」を初めて手に取る。
悩んで悩んで う~ん・・・と思う気持ちを押してページを開く。なにしろ、流行の作家さんが苦手だ。
とはいえ、最近、中学生の娘のリクエストで借りてきた本を、意味もなく「せっかくだから・・・」と読み続け
流行の作家さん、結構読んでいるなぁ。
カラフル、カラフル。
そう、この世の中はバラ色でもグレイでもなく、いろんな色に満ちている。 どんな人でも、悲しみや苦し
みも持ち合わせ、それを乗り越えたり打ち砕いたり、寄り添ったりしながら生きているのだ。
死んだはずの“ぼく”の魂が、プラプラという名の天使の言葉で目覚めた。「おめでとうございます。抽選
に当たりました!」 自殺した14歳男子の体に魂を滑り込ませ、前世で犯した罪を思い出せば、輪廻
の世界に戻ることができるというのだ。
借り物の体だからこそ感じる、周囲の人たちの存在。 意地悪な兄も、勝手なことをしている両親も、実
は、こんなに気にかけて愛情を注いでくれているじゃないか。この体を、元の持ち主に返して、そのこと
に気付いてほしい・・・。 一度死んだつもりなら、いろんなことに気付けるじゃないか、そんな気がする。
中学生の娘は、「美丘」も読んでしまった。 しかし、母さんはギブ。 流行の作家さんは、しばらくいいや。
2度も映画化される小説、「カラフル」を初めて手に取る。
悩んで悩んで う~ん・・・と思う気持ちを押してページを開く。なにしろ、流行の作家さんが苦手だ。
とはいえ、最近、中学生の娘のリクエストで借りてきた本を、意味もなく「せっかくだから・・・」と読み続け
流行の作家さん、結構読んでいるなぁ。
カラフル、カラフル。
そう、この世の中はバラ色でもグレイでもなく、いろんな色に満ちている。 どんな人でも、悲しみや苦し
みも持ち合わせ、それを乗り越えたり打ち砕いたり、寄り添ったりしながら生きているのだ。
死んだはずの“ぼく”の魂が、プラプラという名の天使の言葉で目覚めた。「おめでとうございます。抽選
に当たりました!」 自殺した14歳男子の体に魂を滑り込ませ、前世で犯した罪を思い出せば、輪廻
の世界に戻ることができるというのだ。
借り物の体だからこそ感じる、周囲の人たちの存在。 意地悪な兄も、勝手なことをしている両親も、実
は、こんなに気にかけて愛情を注いでくれているじゃないか。この体を、元の持ち主に返して、そのこと
に気付いてほしい・・・。 一度死んだつもりなら、いろんなことに気付けるじゃないか、そんな気がする。
中学生の娘は、「美丘」も読んでしまった。 しかし、母さんはギブ。 流行の作家さんは、しばらくいいや。
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