虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

黄昏のモノローグ~表情~

2017-11-20 17:43:41 | 小説
*このお話はフィクションです。

  天気の悪い月曜日の夕方。もうすぐみんなが家路へと帰る。

  部長と言うポストの席は、みんなから常に見られる場所にある。落ち着かないといつも感じる。


  しかし、もうすぐ部長になって三年が経過する。

  最近はこの席から、逆に部下たちの表情を見るようにしている。



  会話はなくても表情から何となく調子がいいとか、悪いかが推察できるようになってきた。


  さりげなく仕事をしながら部下たちの表情を見ている。


  うつ病になって休職していものもいる。


  部下たちのメンタルヘルス、心のサインを見落とさないようにしている。




  みんな必死に仕事をしている。


  みんなとてもがんばってくれる。


 

黄昏のモノローグ~吹雪~

2017-11-20 15:48:50 | 小説
*このお話はフィクションです。

 11月20日、月曜日、午後3時49分を迎える。

 外は吹雪いている。

 今日もあと少しで一日が終わる。


 降り続く雪を見ながら、みんな淡々と仕事をしている。


 

黄昏のモノローグ~雪景色~

2017-11-20 10:50:33 | 小説
*このお話はフィクションです。

 午前中から雪が降っている。

 会社の窓から見える景色を見ながら、ぼんやりと考えていた。

 
 熾烈な出世競争の中で生きている自分。取締役、社長というレールに乗るために必死に生きている自分。


 自分を見失わないように生きていく。


 

黄昏のモノローグ~休日、そして月曜の朝~

2017-11-20 07:29:13 | 小説
*このお話はフィクションです。

 釧路の街の朝は厳しい寒さとの戦いだ。

 今日も月曜日、一週間が始まる。

 三週間ぶりの休日は「充電」に徹した。

 自分の好きな場所、店、食べ物・・・。そんなことを繰り返していた。


 自分の落ち着く空間にいるだけでエネルギーが回復するのが手に取るようにわかる。



 普段、常に人の目にさらされている自分。

 自分の机の前には30人ほどの部下たちの机がある。横にはちょっとした応接室・・・。


 こんに空間で日々働いている。



 時々は自分への心の栄養補給が必要になってくる。



 土曜日の夜、家でゆっくりと食事をした。レンタルしてきたDVDを見て、お酒を飲んでいたら妻も一緒に見て談笑した。

 久しぶりに穏やかな休日であった。


 さて、今週も始まります。


 自分の人生、辛いこともたくさんあるけれど、その中に小さなささやかな幸せを感じながら
毎日懸命に生きています。

 50歳の人生を・・・。