虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

黄昏のモノローグ~1984年あなたは何をしていましたか?~

2017-11-06 17:01:09 | 小説
*このお話はフィクションです。

 一週間の始まりからプレッシャーのかかる場面だった。
 先ほど会議が終わり、こちらの思い描いた方向性で動くことができるようになった。


 今一人夕焼けを見ながらほっとしている。



 先日、高校時代の友達がやっている店に寄った。

 昭和の時代のナックと呼べる雰囲気の店だ。

 何だか居心地が良い。

 歌う曲も心に染みる歌がよくかかる。それだけで居心地が良い。

 そこで同世代のお客さんの女性が歌った曲がこれだった。




 昔よく聞いた曲だった。

 歌詞とメロディが知的で素敵だった。

1984年、高校二年生だった。

 


 生意気でガキだった時代だ。

 背伸びして年上の女性に恋もしていた。

 自分では付き合っていると思っていたが、今思うと遊ばれていただけだった。

 傷つくことを教えられてもらっただけでも自分には貴重な体験だ。




 ちょっとだけ今日はまたスナックに寄ってみようか。

 「大事な仕事が終わったので、ちょっとだけ自分にご褒美と思い寄り道して帰ります」

 こんなメールにいつも「気をつけてね」と返信してくれる妻がいる。

 自分はたくさんの人に支えられて生きている。


黄昏のモノローグ~あの頃~

2017-11-06 11:53:30 | 小説
*このお話はフィクションです。

 釧路の街並みも一気に寒くなった。

 私は今頃の季節が好きだ。

 人恋しさ、寂しさが倍増する北国の11月・・・。

 

 若く切ない時代の恋を思い出す。


 いつか偶然に出会い・・・・・・・


 当時はそんなことを思いながら生きていた

 あの頃二人が歩いた街並みはあの頃の面影はない


 時代は刻々と変化している。

 自分もそうだ・・・。




 午後のオフィスで一息入れながらそんなことを考えている。

 さあ、午後から重要な案件の会議だ。

 グイグイと気合いを入れていこう。

黄昏のモノローグ~がんばれ~

2017-11-06 07:20:31 | 小説
*このお話はフィクションです。
 
 連休後、また一週間が始まる。

 日本中で憂鬱な人たちが重い足取りで通勤し会社に向かっている。


 そう自分もそんな一人だ。

 ただ、自分には守るべき大切な人がいる。

 妻であり、娘であり、同居してる母であり・・・。

 大切な人を守ろうとする気持ちは何よりもの励みになる。

 そして、不幸な人は、与えられたものへの感謝を忘れ、ないものばかりを数えて不平を言うようになる。悪いことは何でも人のせいにして、自分をごまかしながら生きている・・・

 かつての自分がまさにそうだった。

 今日もまた一日が始まる。

 がんばれ!自分!