虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

黄昏のモノローグ~1987年あなたは何をしていましたか?~

2017-11-07 17:50:20 | 小説
*このお話はフィクションです。

 今日ももうすぐ一日が終わる。

 今日も精神的な疲れが加速度的に多い一日だった。

 仕事上付き合いのあるある会社の社長との打合せ。

 彼は自分が社長になったことで何でも自分の思い通りになると勘違いしている。

 ものすごい雰囲気と威圧的な態度でたたみかけてくる。

 彼との打合せは、こちらも冷静な対処と時折事実に基づいた攻撃的な言動も必要になる

 だから、ものすごく疲れる。

 いつ戦争状態になってもおかしくない相手との打合せ。これも部長の重要な仕事だ。

 打合せが終わり、気分転換に外に出た。

 外の空気に触れることで、自分の冷静さを取り戻せる。



 釧路の街も秋から冬にかけて進んでいる。

 自分はどこに向かっているのだろうか?

 そんなことを考えながら歩いていた。

 ふと、この歌を思い出した。



 ユーチューブで当時の映像を見ていた。1987年と記されていた。

1987年、私は大学生だった。バブルの時代の波にのまれながら、望めば何でも手に入ると思って自堕落に生きていた。

 自分がどこに向かおうとしているのかわからなかった。

 いや、今もまだわからない。

 迷いながら日々生きている。



 今日も全力で生きた。

 毎日毎日クタクタだけれど、緊張したりプレッシャーのかかる仕事をさせてもらえることにも感謝して生きていこう。

 皆さんは今日はどんな一日でしたか?

黄昏のモノローグ~バレー部の仲間~

2017-11-07 11:25:03 | 小説
*このお話はフィクションです。


 「最後は全部お前に上げる」
 「わかった」
 「どんなにシャットアウトされても絶対にフォローするから」
 「だからお前は腕を振りぬけ」

 最後のこんな場面を思い出す。




 私は高校時代バレー部に所属していた。ポジションはセッターだ。

 同じ地区には全国大会にも出場するほどの有名なチームがあった。

 そこを倒すために自分たちなりに必死に練習した。

 最後の高体連、決勝戦でその高校と対戦した。

 そして最後の場面でみんなの心が一つになった。

 
 あの頃のことをふと思い出す・・・。

 人のために・・・。そんな言葉をストレートにぶつけ合うことができた。


 



 ブラック部活動という言葉があるらしい。

 何でもブラックという言葉をつけて否定しようとする。


 ただ、私はブラック部活のおかげで今の自分の土台が創られたと思っている。


 理不尽なことに耐える力をいただいた。

 こんな言葉を言うと、否定される・・・。

 昭和の上司だともいわれる。

 もちろん暴力や人間性を否定する暴言はいけない。

 しかし、厳しさは必要だと思う。






 

黄昏のモノローグ~読書~

2017-11-07 07:23:12 | 小説
*このお話はフィクションです。

 部長に昇任して三年目を迎えている。

 毎朝、誰よりも早く出社している。一人のオフィスで自分がしていることは、自分を高める努力をしていること、自分の仕事の戦略を練ることだ。





 一人の時間にとにかく読書をしている。本を読むことで自分の心に客観性を与えている。


 私は実に弱い人間だ。すぐに愚痴を言いたくなる。


 しかし、不思議なことに読書をするようになって愚痴も減っていった。


 本を読むことは、人間力を高めてくれる。


 さあ、今日も長い一日が始まる。

 


 娘は高3で受験生だ。真剣に勉強している雰囲気が漂っていた。

 妻も仕事をがんばっている。


 家族皆がんばっている。

 さあ、今日もみんなでそれぞれの場面でがんばろう。