昔むかし大昔、「沖縄に行ったならばステーキ店へ」と
いう話があった。
沖縄が日本に返還されて4年後の私は19歳だったが、
那覇ステーキが特別安く、特別美味いとは思わかった。
以後9回ぐらい沖縄に行っているが、ステーキハウスに
入ったことがない。
本土で食べているから、わざわざ行かないのである。
松山市にも進出してきた「いきなりステーキ」は沖縄の
立ち食いステーキ店である。
行ったことがないのは行かなくても判るからで、自宅で
焼いて食べれば安くて美味しい、と思っているからだ。
さて、本日は「牛」の話。
考えなかったが、今後は考えなければならぬ事もある。
牡の仔牛に1.000円の値もつかなかった、という話。
乳を出すのは牝牛だから、牡は肉用にと叩き売られる
のだが、肉用牛と乳用牛では元値が違うのだろう。
でも1.000円の値もつかない事態を切なくはないか。
何かが間違えている、と思わないのか。
また、生産過剰の乳を棄てているのは正しいのか。
農協が「棄てろ」と言うのは正しいのか。
乳が余るのに国産よりも輸入が多いのは正しいのか。
1キロの肉を作るのに莫大な水と飼料が必要なことを
いつまで容認するつもりなのか。
そんなにしてまで人間は牛肉を食うべきなのか。
そんなに乳が余るのなら子供らに、金曜に土日分の
パック牛乳を配らないのは何故なのか。
人間、ちょっと贅沢し過ぎなのではなかろうか。
既に水と食料の争奪戦は始まっているのである。
古い人たちに「牛」を任せるとお金のことしか考えない。
もう、そういう時代ではないような気がしてならない。
さて、午前10時の散歩で確信をした。
松山には間違いなく春が来た。
明日からはガンガン歩こうぞ!