歌人・斎藤茂吉は70年前に70歳で亡くなった。
昭和28年の平均寿命は62歳だから、少しだけ
長生きをしたことになるだろうか。
その茂吉でも、死ぬ一年前から認知症と思しき
症状を見せることになる。
弟子か編集部の誰かかが、茂吉の作品に手を
入れるようになったのだ。
短歌大結社「アララギ誌」に茂吉の作品も毎月
掲載するのだから、おかしな歌は載せられない
からで、ご本人に内緒で筆を入れたに違いない。
果たして原作はどう詠まれていたのか。
どこをどう、誰が筆を入れたのか。
知りたくても資料が残ってないのが残念である。
大先生を慮る気持ちが理解できないわけでは
ないが、遺っていれば一級資料でしょうが・・・。
さて、わたくしごとになるが、今年になってから
吾が投稿歌が掲載されている筈の新聞をまだ
一度も見に行ってない。
なので、二月の最終土曜日も終えたことだし、
二か月分の結果を見にいくのが楽しみである。
特に「詠んだ本人がとても気に入っている一首」
が、どう評価されているのかがわくわくする。
明日は月曜で図書館の定休日だから、火曜日に
行くことにしよう。