UkiUki

音楽中心

南沙織の引退

2013年10月08日 09時37分49秒 | 音楽(記事)
南沙織さよならコンサート では突然、恋人と別れたと言っています。
全く寝耳に水で、その辺の上京を知らなかったのですが、今日ネットを見ていたら、こんな記事を見つけました。
かなり詳しく書いてあるので参考になると思います。

アグネス・チャンがカナダから帰って来て、復活のコンサートを行っている時期と平行して、南沙織が引退するという、真逆の立場を書いています(この記事の前にアグネスのことが書いてありました)
私的にはアグネスも追ってシングルを買っていたのですが、カナダ留学で幕が下りています。その時の「さよならコンサート」(二枚組)まで買っていたのですから。
アグネスは帰って来た時は勢いがあったのですが、その後は…でした。

南沙織は事務所移籍もあったのですねえ…これすらも知らなかった。
大体事務所を変えるとろくな事がない。
森進一・伊藤咲子等はほされています。
岡崎友紀は自分の事務所に変えても全く影響がありませんでした。
こういう芸能人って珍しいのじゃないでしょうか。


サンデー毎日 1978年10月1日号より
南沙織はアグネス復帰のスケジュールが渡辺プロの手で詳細に練られていた七月三日、東京・芝のレストランでのバースデー・パーティーで、突如として九月いっぱいで歌手を引退する、と声明した。引退理由は学業に専念したいからの一点張りで、引退後は上智大学国際学部比較文化学科の学生として三年間勉強し、できれば大学院に残りたいというのである。
香港生まれの二十三歳のアグネスと、沖縄生まれで二十四歳の日比混血児・南沙織は、まるで選手交代のごとくこの秋をむかえるのだが、歌手になりたい、有名になるためだったらなんでもする・・・・といったいわゆるタレント予備軍三百万と言われる栄光の座を、一度は惜しげもなく捨てようと試みながらあっけなくカムバックしたアグネスと、月給二百万円プラスアルファーといわれる歌手の座を去って学窓にとじこもろうという南沙織。かのじょたちにとって芸能界とはなんであったのか、その経緯をさぐってみよう。
「沙織の引退はホントかねえ。もうひとつ裏がありゃしないか・・」
南沙織の引退宣言をきいたとき、芸能記者や業界関係者は一応にクビをひねった。それというのも、南沙織には二度にわたる引退宣言の前科?あり、二度とも引退には至らなかったからだし、現在所属している事務所への不満もあるからだろうと想像にかたくなかったからだ。
例によって、この業界の常套手段といってもいい、”引退という名の移籍”では・・といった思いが誰の胸にもあったのは事実だ。
現に南沙織の最初の引退宣言は、所属事務所の移籍をめぐるごたごたから、信頼してきたマネージャーがスキャンダルをぶちまけ、新旧両プロダクションがスケジュールを取り合って、同じ時間に二つも三つも仕事が重なるといった不祥事がつづき、心身ともにボロボロとなって慶応病院に倒れこんだころだった。
TBSのワイドショーのゲストで出演した沙織が、いきなり生放送で、
「こんな汚い世界にいたくありません」
爆弾宣言のかたちでの引退声明は、ショッキングだったが、これを契機に沙織の所属問題は一件落着した前例がある。
二度目の引退声明は三年前だったが、その直後、元”Kとブルンネル”名で歌っていた鈴木豊明とのロマンス説が伝えられて、結婚するのでは・・・と取り沙汰されたが、契約上の問題もあって立ち消えとなっていた。
諸説ふんぷんの過去二回の引退声明のときも、沙織自身の希望は学業に専念したい・・・の一点に絞られていたが、今回の引退劇もその点ではまさに一致していた。・・・・
 南沙織が、郷ひろみや内藤やす子らの所属するバーニングプロから、T&Cに移籍したのは昨年。いわば子飼いの沙織をバーニングが手放した背景には、歌唱力は豊かだがイメージ的にも中途半端で売りにくいうえに、キャバレー出演などのいわゆる営業向きでもなく、バラエティーものやドラマ、映画などと小回りもきかぬ沙織をもてあまし気味だったという見方もあるが、ともかく沙織をトレードしたT&Cは、沙織に対して月給倍増の二百万円プラス・アルファーをもって遇した。
 T&Cには、いま一世を風靡する勢いのビンク・レディーがいる。事務所がピンク一辺倒なのは止むを得ないが、歌謡界の先輩である沙織には、当然さまざまな不満が生じたろう。
一方、事務所側にしてみれば、口をひらけば学校にゆきたがる沙織に手を焼いた。月給の割には稼ぎにならない沙織をもてあました点では、パーニングと大差はない。タレントは消耗品という音楽業界の冷酷な現実 が、沙織の引退願望を再燃させたとしても不思議じゃなかった。
沙織の方は、そうした芸能界の現実を先刻承知で引退の時期を待っていたという形で、その点で事務所側とタレントの呼吸は合っていたというのが、三度目の正直の引退宣言となったのである。
「ビンク・レディーに追い出されたみたいにとられるのがいやだ」
と語っていた沙織は、これで宿願の学生生活一本に絞れると喜々とした表情なのだが、その上智大学国際帯3.部が、去年からシステムが変わって、従来、文部省が各種学校並みに学位を認めていなかったものが、国際学部のなかに比較文化学科が生まれ、四年制大学と同様に正式な学位が与えられることになったのも、沙織の向学心をあおる要素のひとつであったことはたしかだった。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
T&C詐欺まがい事務所 (T75)
2013-10-12 19:09:53
「ピンクレディー」PLは奴隷の如くデタラメ殺人的スケジュールだった事は有名です。Wブッキングなど当たり前、移動時間考慮しない等々。命削る活動の割りに報酬も安かった。当時「矢沢永吉」が「PLの2人はアホか!?」みたいに発言してました。78年「UFO」で「レコード大賞」受賞した際に司会の「故高橋圭三と森光子」がPLの2人に対して異例の励ましの言葉を送りました。「貴方達がおかれてる状況は知ってる…」それは=T&Cへの非難でした。デタラメ事務所はPLの末路を悲惨な物にしてしまいました。そしてPL解散後事務所も崩壊。南沙織がどう言う経緯で移籍しどんな立場に居たのかは知りませんが事務所の選択を誤ると待ってるのは悲劇。タイガースはナベプロ.聖子はサンミュージック王道を行きましたね。
返信する
Unknown (毎日がYukiYuki)
2013-10-13 10:01:10
この前何処の事務所か知りませんが、昔そこの責任者だった人が死亡したとき、既に引退しているキャンディーズと桜田淳子が出ていました。
これが普通の姿だと思います。
世話になった人がそういうふうになったら、たとえ引退していても葬儀に出席する。
人間が生きて行く上で一番大切な事と思います。
返信する

コメントを投稿