「小説」”巨額粉飾”と付記があれど、これは現実に起こった企業の粉飾記録
著者が1972年から30年間在籍した『鐘紡』の内部暴露本である事は、略歴を見ても明らか!

大企業内部の醜い勢力図!そして足利銀行ーヤオハンー山一證券

の粉飾決算を指南したのがみすず監査法人≪業務停止命令を受けて解散≫と言う事実!

ブルータスお前もか!とつい最近世間を驚かせたのが”オリンパス”だ。
海外からの社長を半年で首にした原因追求の結果露呈した巨額の粉飾決算&それを指示した会計士への高額な賄賂

コーポレイトガバナンス(企業は誰のもの?)なんてクソ喰らえか
人間の本質は”悪”であるとは思うけれど。。環境によってどちらにも転ぶ生物
今回は、魑魅魍魎の醜い策略家とは違う視点で、法の番人であるべき「監査役」が、いとも簡単に粉飾決算に加担する事実に一層の虚しさを感じてしまう。

『一度大きな粉飾処理に眼を瞑ってしまった会計士は罪を犯す会社諸共に運命共同体となってしまう?』情けなさ~
身の保身だけを考える社員が日本の経済を堕落させている事を誰もが承知している

むしろ、最近のSONYやPANASONICの様に数千億の債務超過を発表する勇気が讃えられるべきだろう。
かつてY国大の聴講をした折唯一耳に残ったグレシャムの法則

”悪貨は良貨を駆逐する”説が未だに大手を振って歩いている悲哀を感じるのみ~

日本に正義を重んじる経済人は存在しないのか?
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