TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

栗の次はアレで染めてみました!

2020-10-21 08:22:00 | 日記
先日は栗の煮汁で染色に挑戦してみましたが、なかなかなか思うようには染まりません。

布の種類や媒染剤の種類、染めと媒染の手順などまだまだ分からないことばかりです。

染色をやってる方のブログを覗いてみたり、以前買ってた染色関係の本を開いてみたりしてました。

すると、セイタカアワダチソウが発色がいいことが分かりました。

媒染剤もミョウバンですから手に入りやすそうです。

ミョウバンはホームセンターの日用品コーナーにありました。



漬物の発色を良くしたり、煮付けで具材の形くずれを抑えたり、切口につけると生花の持ちをよくするのだそうです。

セイタカアワダチソウは散歩道に沢山咲いています。



このセイタカアワダチソウ、厄介者扱いされてますよね。

どんな色が出るか楽しみです。


麻製のエコバッグを染めてみました。

が、染色前の写真を撮り忘れてしまいましたので、ほぼ同じ色と形のバッグを代わりに載せます。



カセットコンロでセイタカアワダチソウを煮ます。



エコバッグを煮汁に浸けて色を染み込ませます。



水洗いして、次は媒染液に浸けます。



これを3回ほど繰り返しました。





少し黄色が濃くなりました。

エコバッグの裏面は糸で絞っているので、上手くいくと模様がでるのですが…


日陰干しして糸を外したら、こんな感じになりました。




自分で言うのも何ですが、2回目にしては上出来です!












我が青春の山<北アルプス立山・裏銀座>

2020-10-20 08:21:00 | 山行
大学2年の夏、北アルプスの"裏銀座コース” を通る「立山(雄山)→五色ヶ原→薬師岳→黒部五郎岳→鷲羽岳→三俣蓮華岳→槍ヶ岳」を、1週間程かけて縦走しました。

「日本の屋根」とか「日本アルプス」と呼ばれているのは、北アルプス(飛騨山脈)と中央アルプス(木曽山脈)と南アルプス(赤石山脈)の3つの山脈です。

その中でも北アルプスは、白馬岳や剣岳、槍ヶ岳、穂高連峰など、山登りをしない人も名前だけは知っているという山が多くあります。

学生時代は、長い休みがとれる7月から8月にかけて、1週間から10日程度の夏合宿を実施していました。

北海道や日本アルプスに行く場合が多く、私たちのメインの活動となっていました。




立山・裏銀座コースが、私にとっての初めての北アルプスでした。

夜行の寝台列車に揺られ富山まで行き、電車やロープウェイ、バスなどに乗り換えて着いたのが室堂です。

当時の私は先輩について行った感が強く、山の名前さえよく分からずただひたすら登山道を歩いたというのが正直なところです。



この写真もその時撮ったものですが、ブログ用の写真を選んでいる中で、初めて "剱岳” が写り込んでいることに気が付きました。


初めて行った北アルプスは、眼下に広がる雲海、夏でも残る雪、その雪で作ったカキ氷、ハイマツの中からヒョッコリと顔を出すライチョウ、可憐な花を咲かせた高山植物など、見るもの全てが新鮮でした。

立山から薬師岳へ向かう途中の尾根道を、重いキスリングを背負い喘ぎながら歩いている時に、左手下方に黒部湖の青い湖面が見えたことを懐かしく思い出します。

また、小さく見えていた槍ケ岳が、日に日に近づいてくるのを見て、

「一歩一歩は小さいが、積み重ねることでいつか目的地に辿り着く」

そんな、当たり前のことですが実は生きていく上でとても重要な真理とも言えるものを体感しました。


何日も風呂に入らず、汗が乾いて白く塩が吹いたユニフォームを着続けた夏合宿でした。


「こんな世界があるんだ… 」

多感な青春時代、仲間と共にこのような体験をしてしまった私は、その後も山から離れられなくなってしまうのです。











秋になり我が家の庭も様変わり

2020-10-19 07:09:00 | 
春から夏にかけて我が家の庭は随分と様変わりしました。

そのいくつかを見てください。


玄関前の植込みは、







撫子やマリーゴールドも綺麗に咲いていますが、あの千日紅も頑張ってます!


南から西側の庭は、







渓流の石で囲んだ植込みに、ブルーベリーの苗木を2本植えました!


南洗い場辺りは、





洗い場ができて、使い勝手が良くなりました!


東側は、







今は、サヤエンドウとブロッコリーの苗が春の出番を待っています!


北側は、







これから、3種類の菊の花が次々と咲いてくれることでしょう!



来年の春も楽しみです。













父の思い出<網を編む>

2020-10-18 07:16:00 | 父の想い出
5年くらい前のことです。

父と母が使っていた部屋の棚を整理していた時に、こんな物を見つけました。



何か分かりますか?


私はこれを見て、自分が小学生の頃に父が、私の目の前でして見せてくれたことをふぅーと思い出しました。


虫取り網が破けてしまい使えなくなり、父にそのことを話すと、父はこんな形の道具を何処からか引っ張り出してきたのです。

そして、網と同じくらいの太さの糸をこの道具に取り付けて、破れた網を修理して見せました。

私は、不思議な気持ちで目の前で起きていることを見ていたのでした。


この道具を見つけて、すっかり忘れていた50年近く前のことが鮮やかに蘇ったのでした。

「どうやって網を編むのだろう… 」

私は家のパソコンで調べてみました。

すると、あの道具の使い方や網の編み方まで、写真入りで詳しく解説してあるページを見つけたのです。

嬉しくなり、自分でも網を編んでみたくなりました。

父の部屋で見つけた道具に、道糸(凧糸)を取付けやってみましたが、道具が小さくて充分な長さの糸が取り付けられません。

そこで、たくさんの糸を取付けられるように細長い道具を自分で作ってみることにしました。

材料は竹です。



せっかく網を編むならキレイな色の糸で編みたいと思い、染料を買ってきました。



何種類かの色で糸を染めました。



そして、ついに網を完成させることができました。




この他にも、オレンジやピンクの網も作りました。

編む時、網目が揃うよう指先に力を入れて網目を押さえます。

ギターの練習で指先が痛くなるみたいに、網づくりで指先にタコができました。


父は大正生まれの、おまけに戦地に赴いた人でした。

物資が乏しかった戦地では、身の回りにある物を使って何でも自分でつくっていたのでしょう。

その物づくりの道具でさえ自分でこしらえて…











栗の煮汁で染色に挑戦!

2020-10-17 08:41:00 | 日記

我が家の栗の木に10個のイガ栗が実りました。



ほとんどのイガ栗に1個ずつしか栗の実が入っていませんでしたが、イガが割れる度に数個ずつ茹で栗にして美味しくいただきました。

孫が遊びにきたときも茹でて食べさせると、「オイシイ!」と言いながら食べてくれました。

もう、それだけで私は満足でした。が… 、


栗を茹でると、鍋に茶色い煮汁が残ります。

以前、藍染を体験する機会があり、その後、化学染料で糸を染めたりしたことがありました(赤ずきんの操り人形のつり糸や、孫の玩具でレンジの取っ手に巻いた糸がそれです)。

"栗は染色にも使える” と聞いたことがあり、栗の煮汁で久しぶりに染色をしたくなりました。

でも、鍋の煮汁はわずかです。

庭に目をやると、栗の実を取り除いたイガがゴロゴロと転がっていました。

「栗の実から染料が採れるなら茶色いイガを煮つめたら茶色い染料が採れるに違いない!」

と思い、早速、捨てたくりのイガを火バサミで拾い集めて染色の準備に取り掛かりました。



鍋に水とイガ栗の殻を入れて煮つめると…



思ってたとおり、茶色い煮汁ができました。



私はタオルを、連れ合いはゴボウのシミがついてしまった割烹着を染色することにしました。



栗の煮汁に布を沈め、取り上げたら夏にこしらえた南洗い場で水洗いします。


染料を布に定着させるため、媒染液に浸けます。

私は石灰水に、連れ合いはクエン酸を溶かした水に浸けました。



染める布にもよりますが、木綿のタオルを染める私は事前に2倍に薄めた牛乳に漬けたりして下ごしらえしています。



連れ合いの割烹着は化繊なのでなかなか染料が染み込まなかったので、まる一日染料の入った鍋に浸しておきました。

私のタオルはなんだか土で汚れたタオルみたいになってしまいました。

登山に持って行こうとしましたが、牛乳のと干草の臭いが合わさって変な臭いがしたのでやめました。

臭いをとろうと石鹸で洗ったら、あらら…、色が落ちてしまいました。


連れ合いのゴボウのシミがついてしまった割烹着は色がしっかり定着したようで、いい感じの栗色に染まりました。

ゴボウのシミは目立たなくなるかと期待していましたが、シミも更に濃くなりました。

庭仕事の作業着に使えそうです。




今はセイタカアワダチソウが今が盛りと黄色い花を咲かせています。

「栗の茶色は渋すぎたけど、セイタカアワダチソウの黄色は明るくて良さそう!」

媒染液を何にするか迷いますが、どんな色に染まるか分からないところが逆に楽しみです。

        …挑戦は続きます!