TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

本当は今年やりたかったこと… その1

2020-10-26 10:03:00 | やりたかったこと

昨年は、仕事も一区切りがついて、
好きな山に登りたい時に登り、
行ってみたいところへ行きたい時に行き、
読みたい本を明日のことも気にせずに読みふけり、
やりたい事を思う存分やることができました。

ところが、今年になりこれまで経験したことがないCOVID-19の脅威により、世界中が閉塞感に閉ざされてしまいました。



未練がましいですが、私には今年やりたかったことが幾つかありました。

そのうちの一つは、愛車で日本各地を巡ることでした。

昨年も、この愛車で長年の夢であった吉野桜を見る旅に出たり、片道12時間以上ハンドルを握り憧れの地である上高地や涸沢でキャンプしたのでした。







更に今年は、行ったこともない土地を訪ね、そこで父がやっていたように無心に釣竿を振ってみたいものだと考えていました。

以前、ブログで書いたように父は釣りが好きな人でした。

私もそんな父の背中を見て育ったので、釣り好きが染み込んでいるようです。

家庭菜園を始めたのは、ほんの今年のゴールデンウィーク辺りから。

我が家のリメイクは、たった1年前から。

木のカトラリーをつくるようになったのはここ5、6年のこと。

山に登るようになったのは、それでも40数年前から。

でも、釣りは私が物心ついた頃からです。

身体に染みつくというか脳ミソに焼きついて、あるいは遺伝子に刻まれていると言ってもいいかもしれません。

キャンプ道具と釣竿・釣り道具を愛車に積んで、日本のあちこちを旅したかった。







北アルプスの高い山々を縫うように黒部川は流れています。

黒部ダムから放水された水は山肌を深く削り流れ下りますが、ダムによってできた黒部湖の更に上流に黒部川の源流があります。

誰もが簡単に近づくことができない、その源流部に棲む魚に逢いに行きたかったのです。




山での釣りには禁漁区や禁漁期間があり、釣りができる時期が決められています。

また、山岳地帯の源流に入るためにはそれ相応の装備の他に、体力、技術、冷静な判断力が必要になります。

さらに、山での釣りは天候が大きく左右するのです。

一歩間違えれば命にかかわる真剣勝負です。

「そんな黒部川の源流部に足を踏み入れたい!」


残念ながら今年は、さまざまな制約があり行くことは叶いませんでした。

来年の状況は誰にも分かりません。

どんな年になろうと、今の自分にできることをただ淡々とやるだけです。

『何事にも、どんな状況でも、事を成すための努力と準備は怠らず!』です。











ツワブキの花とクロガネモチの実

2020-10-25 11:24:00 | 

気持ちのいい朝です。

先程、連れ合いとの散歩から帰ったところです

雲ひとつない、澄んだ青空が広がってました。

稲刈りが始まった田園地帯の農道を小一時間ほど歩きます。

遠くになだらかな山並みが見え、身も心も洗われます。


我が家に戻り着くと、黄色い花と赤い実が午前の光に照らされていました。



黄色い花はツワブキの花です。

植えた覚えは無く、何処からかTANEが飛んできたのでしょうか、数年前から毎年花を咲かせています。

秋から冬にかけて我が家の庭では、まだ背の低い金木犀が僅かに花をつけるくらいでしたので、この時期、ツワブキの黄色い花は庭を明るくしてくれる貴重な存在でした。

今年は南花壇(玄関前植込み)ができ、千日紅やマリーゴルドたちと一緒に、我が家の玄関先を明るくしてくれています。




赤い実はクロガネモチの実です。

花ではなく実なのですが、ツワブキの花と共に庭を明るくしてくれてた存在です。




黄色い花も赤い実も、新しい仲間が加わっても、これまでと同じように自分の “仕事" をしてくれています。










最後のピーマン

2020-10-24 09:39:00 | 家庭菜園

今朝、6月にオクラとピーマンを植えてそのままになっていたプランターを見に行くと…  、

プランターと壁の隙間に2個のピーマンが挟まったかたちで実っているのを見つけました。

「あら、こんな所に隠れて二人で何してたの?」

と尋ねたら、ピーマンは赤くなったり青くなったり…  。

上の方の枝には、白くて小さな花も数輪だけ開いていたので2個のピーマンと一緒に花瓶に差すことにしました。




オクラもピーマンも、お汁の具になったり美味しい手づくりピザの上にのせられたりして、我が家の食卓を賑わしてくれました。

「本当にありがとう、そしてお疲れ様でした 」

ピーマンさんは、あと少しだけ私たちの目を楽しませてください














遅れ馳せながら "鬼滅” に夢中!

2020-10-23 09:49:00 | 日記
流行は気になるが、まんまと敵の術中にはハマりたくはない。

例えば、『GoToキャンペーン』

利用すれば随分と得するようで利用しない手はないと思うが、わざわざ使わないでもいい金を払ってまで、敢えて “火中の栗" を拾いに行こうとは、私は思わない。

多少の犠牲は払っても人と金を動かして経済の立て直しを図ろうとする政府の思う壺となるようで、私は気が向かない。

古いところでは『バレンタイン』や『ホワイトデー』も、ドキドキワクワク感があって楽しいのは重々承知しているが、その裏に企業の戦略があった。

『たまごっち』や『ポケモンGO』もその手の類いで、日本中をいや世界までも夢中にさせた。

そして、私もつい夢中になってしまっていた。

今回は『鬼滅の刃』に、遅れ馳せながらもとうとうハマってしまった。

あれだけ意図的に避けてきたのに…  、

テレビやラジオ、ネットで取り上げられれば取り上げられるだけ、

「私はそう易々と流行には流されないぞ!」

と、意地を張って拒んできたのに…  、

たった1度だけテレビの放送を見てしまい、その翌週はついウッカリ見逃したのが運の尽きだった。


子どもたちが連れ合いにプレゼントした "Fire tv stick” に手を出してしまいました。

それも、一昨日と昨日で一気に21話まで…


「流行は気になるが、まんまと敵の術中にはハマりたくはない!」と心に決めていたのに…

今は、全部終わりまで観てしまうのももったいし、続きも気になるしで複雑な心境です。












我が青春の山<由布岳>

2020-10-22 12:36:00 | 山行
由布岳に登ったのは1度だけです。

社会人になり4年目の、忘れもしない1月1日のことです。

思うところがあり、由布岳の山頂から新しい年の初日の出を見たくなったのです。

由布岳に登る時の最寄駅は湯布院駅になります。

学生時代に使っていたニッカズボンにエンジのシャツを身につけ、大晦日の夕方、久大線の湯布院駅を目指しました。

登山の格好をしてザックを持って列車に乗っていると目立つのか、チラチラ視線を感じます。

「初日の出ですか、どちらまで?」と、声をかけてくる人もいましたし、

「気をつけてくださいね」と言って、持っていたキャラメルをくれる親切な人もいました。

夜の10時頃に湯布院駅に着き、待合室で仮眠をとりましたが、寒くてすぐに目が覚めてしまいました。

駅から登山口までは歩いて行くつもりでしたが、地元の方々用にマイクロバスが夜中に出るとのことだったのでお願いして乗せてもらいました。

まだ真っ暗な登山口から、他の登山者と列をつくり山頂を目指して登り始めます。

ヘッドランプの光が霜の降りた枯れ草をキラキラと照らします。




高度を上げていくと積雪と霧氷とガスで真っ白な世界に入り込みました。

山頂はかなりの人が、初日の出を見ようとすでに陣取っていました。




私も、ガスは出ているものの薄明るくなり始めた山頂の一角を確保して初日の出を待ちました。

じっとしているとキンキンとした寒さが厚手のヤッケの上から染み込んできます。

そんな時、少しオレンジ色のガスがふわーっと切れて、ご来光が姿を現したのです。

それと同時に、周囲から歓声ともため息とも言えない声が一斉に聞こえてきました。




私も、声にならない声を漏らしながら、昇ってくる1984年1月1日の初日の出を見ていたのでした。




この年の暮れに、私は結婚して人生の新しいスタートを切ったのでした。