旅先でお土産を買うのと同様に、山に登った記念にとグッズを購入することがあります。
山の場合、昔はバッジや手拭いでしたが、今はオシャレなTシャツなども売られているようです。
昨年の秋、40数年来の念願であった剱岳(北アルプス)と甲斐駒ヶ岳(南アルプス)に登ることができました。
剱岳の登頂を果たし無事に下山できた記念に、山小屋(剣山荘)で “ 手拭い” と “シール” を買って帰りました。
シールは帰宅後に私の愛車(スバルXV)に貼りましたが、手拭いは袋に入れてそのままになっていました。
額にでも入れて目に付く所に飾ろうと思っていたのですが、その額がまた高価でなかなか購入できずにいました。
額を自分で作ることも考えましたが、材料代も馬鹿にならず、買った方が安くつくように思われ作るのを躊躇していました。
そうしているうちに半年が過ぎてしまっていたのでした。
そして遂に “名案(謎案?)” が閃いたのです。
我が家には、家を建てた時からずっとリビングで使っているソファー用のテーブルがありました。
高さが40cmくらいの木製で、上面がガラスになっています。
ガラスのサイズを測ってみると、何と、手拭いがピッタリと収まる大きさだったのです。
手拭いを下から支える板さえあれば、いつでもガラス越しに手拭いを目にすることができるし、剱岳に登った時のことを思い出すことができるわけです。
屋根裏部屋に父が描いた書や絵を遺しています。
父はその書や絵を飾る額も自分で作っており、額の前面にはガラスの代用にアクリル板を使っていました。
私は、額に使われているアクリル板を利用しようと思ったのでした。