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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

聖書が教える健康法 第5回

2016年12月01日 | 日記

第2部:食べ物と性格形成の関係

 1.マサイ族とキクユ族の物語

 昔、イギリスのある医学雑誌に次のようなテーマの論文が掲載され、学界の注目を浴びたことがありました。「動物性タンパク質を摂取する肉食と性格形成の関係に関する研究」

この論文は、動物性タンパク質の摂取によって、それが人の性格形成に与える影響についての比較研究でした。この論文は、アフリカの2つの部族を対象に現地調査が行われたものです。

 アフリカのある地域に隣合わせに暮らす2つの部族がいました。一方はマサイ族で、もう一方はキクユ族でした。彼らは一つの地域に境界線を張って生活していました。この2つの部族でとても興味深いことは、代々2つの部族が摂取する食べ物が対照的だったという点です。マサイ族は肉食で、豚の血を飲み脂肪で作ったプリンを日常的な主食としていました。これと反対に、キクユ族は菜食を中心としていました。肉食者で豚の血を飲むマサイ族は、当時、非常に好戦的、乱暴な性格でした。キクユ族は反対に温和で平和的でした。そのため、この2つの種族の間に戦いが起きると、ほぼマサイ族が勝利していました。荒々しく戦争を好むマサイ族を、温和なキクユ族は防ぐことができなかったのです。

 ある時、この2つの種族の間に大きな争いが起きました。いつものようにその争いでも温和なキクユ族は、好戦的なマサイ族に女たちと財産を奪われ、ジャングルの奥深くへ逃げるしかありませんでした。マサイ族の追撃が及ばないジャングルの奥深くで、キクユ族は部族会議を開き、自分たちが常に負けてしまう理由を分析しました。その結果は食べ物でした。キクユ族は残忍で野蛮なマサイ族に勝つためには、自分たちも菜食を捨てて、肉を食べなければならないと結論を下したのです。

 その時からキクユ族は、動物を捕まえて血が付いたまま生で食べ始めました。豚の血もマサイ族よりもっと飲み、彼らよりもっと多くの肉を食べるように努力しました。それからキクユ族の性格が徐々に変わり始めました。非常に好戦的となり、残忍に変貌し始めたのです。キクユ族は後に「マウマウ」と呼ばれる殺人集団となったのですが、彼らは顔に黒い覆面を被り、老若男女問わず殺戮し、アフリカで最も残酷な集団として恐れられるようになりました。キクユ族はマサイ族への恨みを晴らそうとして悪名高き部族になり、アフリカ全土にその名が知られるようになりました。

 このような歴史的な事実についての報告書が、イギリスの医学誌に発表されました。肉食で動物の血を飲む人と、菜食をする人の間には、性格形成において明らかな違いがあることが、この研究論文で示されたのです。

 

 


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