福岡市のネット句会の仲間Мさんより今年も新茶を贈ってくださった。
「嬉野茶」「知覧茶」「八女茶」の3袋セットである。届いたことを告げる電話すると声が明るく元気であった。茶を贈ろうという心延えがあるから元気なのだろう。俳句もそうとうやっているという。
しみじみと新茶をしたむ時間かな わたる
この句は湘子の中央例会で出した句である。「しみじみと新茶したむといふことを」が原句であったが、湘子は「<といふことを>はホトトギスの書き方」と嫌った。
さてどうしようとなって湘子の「ぺしやんこの紙風船の時間かな」を思った。「時間」なる抽象で着地する習慣がなかったが、ここで先生の真似をする気になった。弟子だからたまには真似していいですよね先生、という気分であった。
巧妙に先生に取り入ったわけであるが、今みると、shi—ji— shi— shi— jiと頭韻をリズミカルに踏んでいる。
新茶の最後の一滴が落ちるまで見ている時間が好きである。
Мさん、仲良くしていたら来年もよろしく。
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