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天地わたる手帖

ほがらかに、おおらかに

ファウル3本でアウトにせよ

2019-09-09 05:52:16 | スポーツ
甲子園球場


セパともプロ野球は残り試合は十いくつになってもマジックが出ない混戦。例年になくおもしろいのだが試合を最後まで見たのは数えるほどしかない。
試合時間が長すぎるのである。
日本野球機構の調査によると今季の平均試合時間が3時間11分(4月18日時点)、昨の3時間8分を上回っているとか。高校野球の平均試合時間は2時間09分(RainbowVortexの調査)というからプロ野球と高校野球は別の種目のような気さえする。

テレビで野球を見ていても飽きる時間だらける時間がありふと俳句など浮かぶ。
野球を見ながらけっこう俳句をつくっている。けれどそういう俳句は員数合わせになるがウイニングショットにはならない。サッカー、ラグビー、バスケットボールを見ながら俳句は思い浮かばないから野球観戦は不思議な時間である。
母や妻など女衆が野球など見ないのは興味がないのと、膨大な時間を取られることだろうとずっと思ってきた。
しかし多くの人がこんな長く時間を費やすものを見る。テレビならまだしも野球場へ大勢駆けつける。これはとても不思議なことではないか。
はたしてこんなに時間を蕩尽するスポーツがずっと続くであろうか。サッカー、ラグビー、バスケットボールはどれも2時間以内に終わる。映画も2時間を越えるのは少ない。

プロ野球を長くしている大きな要素は投手が頻繁に替わること。それに打者がファウルで粘ることが挙げられる。
カウントが3-2になってからいい打者は危ないボールをカットしてファウルにして四球や甘いボールを待つ。
これは打者の技量だが見ていて飽き飽きし、投手が気の毒になる。投手が打者ひとりに費やす時間は、医師がひとりの患者にかける時間よりべらぼうに多い。生死に関係ない事案でそこまで時間をかけなくていいのではないか。
スリーバント失敗はアウトという規則があるからそれを援用して、3-2からのファウル3本の時点でアウトにしたらどうか。かなり流れがよくなるだろう。
日本の高校野球やアメリカのメジャーリーグで3-2から打者がファウルを打ち続けるシーンはあまり見ない。日本のプロの打者は特異な存在かもしれない。

ぼくがプロ野球の進行を心配してもしかたないのだが、野球というべらぼうに時間を食うものが現代に存在し続けることが不思議である。時間だけでなく場所も取るし、それに携わる選手に道具などの経費もほかのスポーツより重くのしかかる。
国に余裕のあることの象徴だが、時間短縮に関係者がそう一生懸命になっているように見えないのも不思議である。


 今、最高の四番打者と思う広島の鈴木誠也選手

津田学園甲子園出場おめでとう

2019-07-29 05:41:03 | スポーツ
 
津田学園高校野球部公式サイトより


きのう、ひこばえ句会の木村弘子さんからメールが来た。
三重県の津田学園が予選で優勝し、甲子園出場が決まったとひどく喜んでいる。海星高校に6-4で勝利したとか。
いつか母校が甲子園へ出たといって喜んだが今度は実家の高校だという。とっさに何のことかわからなかったが、そういえば彼女の旧姓を「津田」と聞いたことがあった。

木村になる前、彼女は津田弘子であり、昭和47年津田学園の初代理事長に就任した津田勉氏は彼女の実弟とのこと。それで「実家」になるわけで、弟さんと父上が獅子奮迅の努力をして立ち上げたのである。
昭和47年津田勉さんはまず幼稚園からスタートし、昭和62年津田学園高校を開校するなど発展させてきた。幼稚園、小学校、中学校、高校ほかスポーツクラブなども持つ総合学校法人である。

弘子さんは母校や故郷への気持ちが強いがぼくは希薄。同窓会もほとんど興味がない。長野県の高校野球が弱いこともあって長野県のどこが出ても初戦敗退の確立が高い。飯田長姫が昭和29年の選抜で「小さな大投手」光沢毅を擁して優勝したのは死んだ父から聞いていたが実感がない。
弘子さんの実家の津田学園高校を応援することにした。というかこの試合をしっかり見ることにした。
高校野球はプロ野球に比べて興味がなく、一昨年は府中球場でたまたま隣合わせとなったおばあさんの孫が二番を打っていた東海大菅生を応援した。
人との縁が刺激をくれることは確かであり、その縁を楽しみたい。津田学園高校、ひとつ勝つといいね。



学校法人津田学園 津田学園高校 三重県桑名市野田5-3-12