羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

ホテルローヤル

2020-11-16 23:09:15 | 日記






意外と90年代の始め辺りから2020年くらいに終わるめっちゃ近い時代の話だった。ホテル従業員のおばさんの回想や父親の若い頃のエピソードがかなり昔の時代のようだったから混乱してしまった。このおばさんのエピソードは序盤のまだおばさんや状況設定に慣れてない段階での主人公やホテル業よりグイグイおばさんの過去がクローズアップされる展開にちょっと戸惑ったりもした。父母の諍いの切っ掛けだから順番変えられなかったのかもしれない。おばさんエピの結末自体はファンタジックで可愛らしかったけどね。全体は最初のカメラマンのエピからするとかなりセクシー系の話になるかと思ったらそうでもなかった。中年夫婦の濡れ場はあるがわりと微笑ましい営みだったし。冨手はすぐ脱ぎ過ぎて最近はキン肉マンと見分けがつかなくなってきた。最後の損したような顔を車窓から覗かせる様子は面白かったが。教員の男は背景が特殊過ぎだぜ。高校生がそこそこ無双なのは若手女優の特権かな、と。中の人はそろそろ中堅だがっ。ベテランJKっ! 出入り業者の男の礼儀正しくあろうとして生きている様子や、父の土着感や敗残、すっきりした北海道の風景とヤボったいホテルの部屋や外観等も印象的。ただ一人現代的な雰囲気で、しかし最後まで物語を受け身で受け切って明日に逃れてゆく主人公の姿は清々しかった。


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