「ハッ!」風花は燃える一番刀を地面に突き立て、火柱を出現させた! 霞と凪は回避したが、ちょうどその場で伸びたままだった天晴は丸焼きにされた!!「熱いなこれ」起き上がる天晴!「燃えてきたぁーッ!!」物理的に燃えてる天晴!「天晴君ッ!」状況がわかってない天晴に注意しつつ、凪と一緒に急いで天晴に点いた火遁の火を手で叩いて消そうとする、霞! 風花は追い打ちしようとしたが先程の天晴同様、急に力を失い、火遁も維持できなくなり、倒れてしまった。「タイムアップか、俺様としたことが、どうも本調子ではないようだ」ボヤくオトロシ。霞は意識のはっきりしてきた天晴に落としていた一番刀を渡し、凪はまだ力無い風花を抱え起こし、八雲も随分遅れて駆けて来た。「出直すとしよう、さらばぁッ! どーん!」オトロシは飛び上がって天晴を踏みつけ、「ああッ?!」「ドンドーン!!」蚤のように跳ねながら去って行った。「カーリィー」謎の言葉を呟き、それをガックリと見送る八雲、霞はそれに気付いていた。「風花ちゃん」また倒れグデングテンの様子の風花をなんとか起こそうとする凪。オトロシに踏まれた天晴は地味にダメージが大きかったらしく、倒れたまま唸っていたが、皆スルーであった。
「操られるなんて不覚だ。皆、もう一度行くぞ!」道場に戻り、仕切り直した一同だったが収まりの着かない天晴は即、再戦に向かおうとした。「待って、お兄ちゃん!! 考え無しで言ってもダメだってぇ!」風花が凄み、天晴は急ブレーキを掛けたように止められた。「風花の言う通りだ。皆でちゃんと作戦を考えた方がいい」旋風も諭した。
これに霞は壁を回転させ、ホワイトボードを出すと、オトロシについて整理し始めた。「操れる時間はそんな長くないみたいだね」「弱点その1、操る時間には限りがある」霞は凪の発言を受け、ボードに書き込んだ。
4に続く
「操られるなんて不覚だ。皆、もう一度行くぞ!」道場に戻り、仕切り直した一同だったが収まりの着かない天晴は即、再戦に向かおうとした。「待って、お兄ちゃん!! 考え無しで言ってもダメだってぇ!」風花が凄み、天晴は急ブレーキを掛けたように止められた。「風花の言う通りだ。皆でちゃんと作戦を考えた方がいい」旋風も諭した。
これに霞は壁を回転させ、ホワイトボードを出すと、オトロシについて整理し始めた。「操れる時間はそんな長くないみたいだね」「弱点その1、操る時間には限りがある」霞は凪の発言を受け、ボードに書き込んだ。
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