羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

64(ロクヨン)

2015-04-26 18:54:27 | 日記
導入のガチャガチャした件が一段落して、多少はスッキリした。主人公がひたすら一人で事件を追うのは猟犬感が出ていいね。普通刑事モノだとポップ調のヤツ以外は集団作業になるけど、上手く筋と立ち位置を配置して探偵ポジを成立させてる。代償に1話丸ごと大混乱だったが。小説だとずっと最後まで繋がった話だからややこしい導入を長く入れられるけど、ドラマはそれだけで1話終わっちまう。来年公開らしい映画も導入の配分間違えると開始から30分くらい主人公が踏んだり蹴ったりされる苛つく展開が延々と続くハメになる。こりゃ要注意だ。
原作と違い地の文の解説で補完とか無理だから、多少整理されてもすごく分かりやすいという訳じゃない。二渡の行動や無言電話の嘘かも変質者かも御別れかもとか、やや伝わり難い。実際ブラフじゃないなら『嘘かも』の件はいらなかった気はする。ブラフ設定なら『変質者』云々の件は実際婦警は狙われ易い実話は有るんだろうけどややこしいから削っても良かったような気はした。
音は引き続き小さいが、あれが大きくこれは小さいってのは減った気はする。音楽に特徴が有るからそれがそもそも嫌という人もいるようだが、まあその辺は好みかなぁ。
過去の捜査チームの苦味走った現在の様子は見応えがあった。記者達もそんな綺麗事ばかりじゃない件も出てきてそりゃそうだって話だ。1話で丸ごと正義の味方風だったから違和感が凄かったからこれも小説なら繋がってるけど、ドラマは記者ターンだけで1話終わっちゃうからさ。
情報量が多いだけに回が進むと段々解ってくるのは面白味が有るが、やっぱ取っ付き難い1話で結構、事件物好きな視聴者を逃しちまった感は有るかな。

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