羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

わたしを離さないで

2016-02-20 21:59:45 | 日記
真実の件のボリュームがかなりあった。『共民党』って、これまで『民自党』って架空政党名が多かったが、ちょっと露骨になってきたね。書き手の原作に対する怒りが出ていたんだと思うけど、原作は世界は急には変わらず全ての痛みを『無視』して緩やかに変容しつつまた別の痛みを再構築していく、って感じだから振り上げた拳の下ろしどころを探し難い題材だと改めて血塗れの演説を見ながら思ったかな?
美和の人間性が元のルースから大分改変されてるからメロドラマ感が増してる。元のままだとそんな対立しないからフワッフワしちゃうもんね。ルースにあった『自負心』みたいなモノの代わりにシンプルな人としての愛情要求が幼いように付加されてる。自分で自分と手を握り合って確かめて喜んだり、何ともはや。
美和と対立と真実の存在もあり、恭子がキャシーとは違うベクトルで天使化。結末へ向けての筋は結構変わってきそう。恭子が一人で立ち尽くす最後の場面は変わらないかもしれないけどね。

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