羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

とと姉ちゃん

2016-06-17 19:46:28 | 日記
「富江ちゃん綺麗」美子に水? を杯に注がれる富江を見て微笑んで呟く鞠子。富江と長谷川の祝言は近しい人々を招いて始まった。写真も撮られる。酔って歌い出す隈井。木戸との仲を富江に冷やかされる鞠子。奇妙に酒を飲む清。酔っ払いに絡まれる君子。「一杯どうだい?」酒を進めるまつ。「遠慮なく」受ける滝子。長谷川は囃し立てられ『堅い話』を披露することになった。「人生は柳のようにあれ」嵐のような困難があってもしなやかに耐え抜けばやがて青空が見える時がくる、と、本当に『堅い話』を話す長谷川。
 言い終わり気が抜けて座り込んで富江と手を握り合うと「手なんか握り合うんじゃねぇよ!」怒り出して周囲に止められる宗吉。「うるさいっ!!」一喝する照代。長谷川が福助人形を抱える中、照代のようになれるか自信がないらしい富江だったが「でもね、私やってみたいの」と笑顔で話していた。また長谷川との馴れ初めが、鞠子の制服騒動の後で「鞠子ちゃんより似合ってた」と言われたことだと明かす富江。「そうですかっ」少し面白くない鞠子。幸福な祝言に常子の気も晴れていた。
 森田屋一家引っ越しの日はよく晴れていた。小橋家の荷物も運び出された。「ここでずっと、弁当作りたかったなぁ」がらんどうになった調理場で涙ぐむまつ。「母ちゃん、すまなかったな」宗吉はそう言って調理場を出ていった。「時々様子を見に来ます」戻るまで、空き家の手入れすると常子は申し出たが「帰ってくる時は、もっといい家に暮らすから」まつは笑って断った。別れる段で小走りで現れた滝子はまつの『皺』に軽く毒づき、まつはこれに滝子の『白髪』に毒づきやりかえし、二人は笑い合った。「お世話になりました」礼する君子。「強く生きるんだよ、とと姉ちゃん!」まつに言われ「はいっ」常子は応えた。「またいつか会おうぜっ!」宗吉が言って一人で去り出し、他の森田屋の人々もそれに続いてゆくのだった。
・・・祝言もめでたいが、本日は人類の祝祭日であるっ!

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