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羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

死役所

2019-10-18 23:12:36 | 日記









冥土の水先案内人物。江戸時代辺りからの定番ネタ。冥土の飛脚だっけな? 落語は聴いたことないけど。更に古いと古事記からして日本人は冥府をちょっと覗きたい願望がそこそこ強い。そんな伝統を受け継いで(?)本作はどうも死刑囚達が永久に死神役を課せられているようだ。現世介入不可な死者達は滅茶苦茶詳細に死因に関する様々な事柄を書類に書かなくてはならないっ! エピソード叙述に関するルールが結構厳格だ。定期的に作られる題材だけに世相を映す仕様になってもいるはず。ただ1話は黒島結菜演じる自称他殺被害者を狂言回しとしてちょこちょこ投入しつつ特殊で縛りの強い設定のフォローに尺を割いた感じで、メインになった自殺エピはそこまで詳細には描かれていなかった。血の繋がらない親子の情がコミュニケーションが薄くても意外と強い辺りが現代的と言えないでもないかな? あの父親は息子として云々というより『父』として道義上の使命を全うしたんだろう。まともな遺書がなかったから立件が難しかった可能性もあるが。ともかく、原作ではある1つのエピソードの人物に過ぎないらしい黒島結菜演ずる娘の行く末と、謎の水先案内人シ村の謎な立ち回りを見届けてゆくとしよう。

同期のサクラ

2019-10-18 23:11:29 | 日記



解決するというより気付かせて奮い立たせてゆく感じなんだな。上司が異動にならなければ退職するか騒動が益々エスカレートしかねないところだったが、場合によっては今回出てきたパワハラ上司が現在の主人公を脳挫傷に至らしめた元凶になるかもしれない含みもあった。他のそれなりに折り合いを付けていた仲間と違い、パワハラ被害にあった生真面目な男は主人公に会ってあの何でも出してくれる夢の喫茶店に顔を出すのが一年ぶりという加減はコントラストがはっきりしていて、だろうな、と。主人公は同期メンバーのイマジナリーフレンド的というかモラトリアムそのものという印象もあって、だからこそアタルのように仲間達の方からもストレートに祝福して送り出す結末ではなく、ハッキリと断絶する重傷結末を少なくとも一度は必要だったんだとような気はする。