春夏秋冬 長崎発 とき燦々

あれこれ徒然を語る

随筆的日記を長崎から発信!

紅葉 迎仙閣!

2012-11-24 | 季節
長崎の古賀地区は古くから「植木の里」として知られている。
400年の歴史のある植木のまちなのだ。
この地区はとにかく美庭が多く、長崎のまち歩き観光として人気のある「長崎さるく」のコースも設定されていて、樹齢約600年を誇る日本一のラカンマキや枯山水庭園、値がつけられないほどの高級盆栽など魅力ある多くの見所がある。
「長崎さるく」のコースは、迎仙閣 (ぎょうせんかく) →雄光苑 →赤瀬邸 →茂樹園 →昭緑園 →共楽園 →恵比須神社 →松花園 →南荘園 →久保田植木・越樹園 となっている。
今日はこのコースのスタート地点である迎仙閣の紅葉を楽しんできた。
この迎仙閣は、もともと長崎のとある事業家の持ち物だったらしいのだが、のちに佐世保に本店のある親和銀行の所有となった。
春にはつつじや新緑、秋には紅葉の美しい手入れの行き届いた庭園が評判で、たまに見学の申し入れがあると一般にも開放されていたようである。また、親和銀行が主催し、つつじの鑑賞会のようなものが開かれていた時期もあり、わたしも一度お招きにあずかったことがある。
現在、この迎仙閣は親和銀行の手を離れていて、さらに庭園の手直し、お屋敷の改修が行われているようである。
今年は、この紅葉の美しい庭園がオーナーさんのご厚意により11月末まで一般開放されている。
青空になった夕刻、カメラを手にお邪魔してみた。

ちょうど、入園も少なくなった時間帯で管理の方に駐車場のお世話までしていただき、苔の生した静かな庭園で風情ひと時、いい時間を過ごさせていただいた。
閉園は午後5時、帰るころには上弦の月が東の空から次第に高くなりつつあった。
三年前にも赤く染まった迎仙閣を自転車で訪ねた記憶が蘇った。
自然あふれるこのまちが、わたしはとても気に入っている。
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