じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

山に登った(後白髭山)

2021-06-07 16:22:03 | ツーリングと山と温泉
本日はお日柄もよく、天気も良いので山に登って見た次第であります。
登った山は、我が家の裏山で、Mountain of my soulとも言うべき後白髭山であります。
ところで、後白髭山と書いてますが、本当の表記は後白髪山でして、たぶん大昔の地図で表記を間違えたまま今日に至っちまったと自分は思いますが、真実は不明であります。

が、自分はPCの変換の都合上後白髭で攻めますのでよろしくドーゾ、であります。

で、隣に、今は三峰と呼ぶ山があるんですが、自分が登り始めた50年前は坊主岳でありました。
今はその名を知る人も少なくなったりましたが、まっ、瑣末なことであります。

横川コース登山口

あれです、後白髭山の横川コースは現在閉鎖中でして「ドーしても行くというなら自己責任で」と林道入り口に脅し文句が書かれているわけです。
で、その理由が「落石のため」とあるんですが、登山道に落石するような箇所が無いのは先刻承知。
閉鎖の理由はたぶん登山道の整備がされていないんだろうな、なんて読みで自己責任を重く受け止め踏み込んだ次第であります。


登山道入口の標識

登山道を示す柱が剥けているのは熊が齧ったからであります。
熊はなぜか人間が立てた標識をかじる癖があるわけですが、始めはペンキなどの溶剤が好きなのかと思いました。
しかし、無塗装の看板でも齧るので熊は人工物が嫌いなのだと自分は思うわけであります、なんちゃって。

ところで、写真から登山道は見えますか?
いや、勘を頼りに笹薮に突っ込むと足元だけ踏まれた痕跡がかすかに見えますが、やっぱし道は整備されていないのであります。

マイヅルソウ 

我が家より一ヶ月遅いマイヅルソウが群生で見られました。
しかし、見事なマイヅルソウの群生を見て私ゃガックリであります。
こいつが咲いてたんではギンリョウソウは見られないかな?と。
いや、時期が少し早すぎたのと雨が少なく乾いているのも原因かと思いますが、やっぱし一輪も咲いていませんでした。
今日の目的の第一はギンリョウソウを撮る、だったんですが、まっ、いいでしょう。

ここが登山道です

まっ、覚悟して登ってきたんですが笹の茂り具合はとても旺盛でして登山道は完全に隠れほぼ藪漕ぎでありました。

あれです、藪になった登山道は獣にとっては歩きやすい道な訳でして、この手の道は昼間でも熊に遭遇しやすいのであります。
が、気にしても仕方がないので鈴を鳴らしつつ、出んじゃ無ぇぞと言いつつ藪をかき分けるのであります。

タムシバ(二オイコブシ)芳香です

ツツジ ?

いや、元々ブナの林と笹薮の登山道で展望は無く、深いブナの森の日陰で花も少ない山道なのであります。
が、強いて言えば、ブナの原生林ってのはこんな感じ、ってのが見られるのが良いわけですが、風通しも悪く今時は歩いている間中ブヨにまとわり付かれるので登山者は少ない山であります。

森林限界が低く1200メートルで林が切れます

で、ブナの林が終わると森林限界でして、生えているのは灌木類であります。
が、高さは2メールにもならないで横に這い幹を伸ばした太い五葉松があるんですが、私の見立てでは400年〜500年は経っている代物と思うわけです。
んっ?・・・前には樹齢300年って言ったかな? まっ、いいでしょう。

晴れていれば上記写真の左隅の方に我が家が見えるんですが、本日は霞んでダメでありました。

左、のっぺりとした後白髭山頂 右奥三峰山

森林限界を超えた灌木帯は、これも積雪が減ったからか背が伸びてまして何れ眺望が無くなる日は遠くないと思います。
しかし、その頃には自分は足腰が立たなくなっているか、もっと高いところにいるはずなのでドーでも良いことであります。

モミジの花 地味さが好き!!!


ツマドリソウ

ブナの林から稜線に出て山頂までの道はシャクナゲやリンドウが綺麗なんですがまだ半月早かったようで何も咲いていませんでした。
でも、シャクナゲの見頃って梅雨時でして中々登れるタイミングが無いんであります。
が、今年はシャクナゲの蕾が沢山見られたので雨合羽を覚悟でまた登ってこようと思いました。

後白髭山 山頂

本日の昼飯

いや、昼飯はカップ焼きそばとコーンスープとコロッケパンとコーヒーの予定だったんですが、なんとぉカップ焼きそばがお湯を660CCも使うわけでして、手持ちの水は900CC・・・足りねぇ、でば!!!
と、言うことで焼きそばのお湯を少しケチってやったところかなり固めになりましたが、空気が良いので美味かったであります。

で、昼飯を食べ、いつもの岩の上に転がり、約一時間ほど風に吹かれて瞑想したわけであります。
いや、山頂は風が強くハエやアブも寄ってこなくて快適でありました。

そんなわけで下山は脇目も振らず一目散・・・と、言うのはブヨが煩くて立ち止まったらアウトでありまして、ほとんど小走りに降りた次第であります。

あれです、登山口から家まではバイクで1時間弱なんですが信号が1つも無いんですぜ。

と、言うことで、バイクで林道をすっ飛ばして帰宅し、バイクを洗って本日の試合終了でありました、と。











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