植木屋の 雑談

二足の草鞋を履く自分ですが、今日は植木屋仕事でありました。

それも３軒掛け持ちと言う無茶な時間割でして、前の方で躓いたら３軒目がヤヴァイと言う際どさだったのであります。

が、結果から申し述べますと、午後3時には試合終了という呆気なさでして、今日という今日はつくづく自分の腕の良さに惚れ惚れしました・・・嘘ですぜ。

いや、１軒目はあれです、全部手入れをしたら丸一日掛かる庭なんですがアオダモに白い泡みたいなものが付いて葉っぱが枯れ気味ってんでその一本だけなんであります。

なので軽い剪定と薬剤の散布で1時間も掛からなかったわけであります。

で、２軒目は、アオダモの家から車で10分程度の近場で、しかも今日は剪定無しで庭の草刈りだけという、これも軽い仕事なのであります。

そんなわけで、細かいところは手でやるにしても、ほとんどはナイロンコードをつけた草刈機でバィーン・ブィーンと刈り倒して終了なのでここも1時間と少しでありました。

んっ?　昼飯時まであと30分・・・そーだ、あそこのファミレスであれを食べよう!!!　ってことで次の現場に向かう途中の和風ファミレスに立ち寄りまして「寿司とざる蕎麦と天ぷらのセット」税込850円を食べた次第であります。

いや、ざる蕎麦は普通に美味かったけれども、もう温かい蕎麦にしても良かったか、なんて思いましたが、まっ、いいでしょう。

余談ですが、ここ最近日経平均株価はそこそこの勢いで下げているわけですが本日立ち寄ったファミレスの株はそんなものには無関係でして、下げもしなけりゃ上がりもしない頑固さであります・・・まっ、今日は２円上げてましたけど、なんちゃって。

さて、休息十分、気合も充実ってことで最後の一軒に向かうわけですが、こーなったら余裕であります。

次のお宅も大きい木は無く、ハナミズキ・ヤマボーシ・ベニカナメとツツジの生垣などでありまして、のんびりやっても3時のお茶は自宅だな、って感じでありました。

まっ、この手の半日仕事にもならない小さな現場を今日にまとめたのは簡単に終わるから、って計算なんですが作戦通りに事が運んで良かったであります。

で、迷ったのが本日出た切り葉のゴミであります。

どーすっかなぁ?　わざわざ捨てに行くほどの量でも無いが、明日は明日でゴミが山ほど出るお宅だからなぁ、と。

でも、ゴミ焼き場に向かう道の途中に自宅がありまして、軽トラはなんの躊躇いも無く家の方に曲がったのでありました。

そんなわけで家に着いてもまだ3時チョイ過ぎ・・・色々やれる時刻であります。

と、いう事で、まずは畑に出まして、茄子の切り戻し第二弾を敢行した次第であります。

これは夏の終わりに一度やって新梢を伸ばし秋茄子を採ったんですがまだ気温が高いのでもう一回切り戻せるかもと思いやってみました。
しかし、明後日から気温が下がるってんで成功率は低いとおもいますが、まっ、いいでしょう。

で、次に手をつけたのが、大根の間引きと施肥であります。

大根が育ってきまして間引かないと隣同士せめぎあって面白い形になるのであります。
まっ、珍百景やブログネタには良いかも知れませんが食べるのには不向きなので間引きます。

で、次にやったのがトマトの整理であります。

ミニトマトも桃太郎もそろそろ終わりですがまだ花も咲くし実もつけるんですが根っこの勢いは弱っているので枝数を整理し負担を軽くしてやるのであります。

こーすると今月末まで美味しいトマトが採れる・・・予定ですが、まっ、いいでしょう。

で、最後の仕事が長ネギの種蒔きであります。

あれです、育苗箱に種蒔き用土を入れ湿らせたらネギの種を条撒きして軽く土を被せ新聞紙を敷いて水を撒くという簡単な仕掛けであります。

彼岸花

　色あせてその時を待つ彼岸花　なんちゃって

なんと申しましょうか、自分にとって植木屋仕事ってのは楽しみの一つでして、お代を頂戴しといて言うのは憚られますが、趣味の一環なのであります。

で、言って見れば庭木は絵描きのキャンバスや音楽家の楽器と一緒だと自分は思っているのであります。

まっ、三流以下の植木屋が何を吹かすか、と言われるとアレなんですが、自分流の表現をする作品なのであります。

あれです、今日のアオダモは株立ちを生かした自然樹形的剪定をしたわけですが、挟み終わって確認していただくと「どこを切ったのかわからない」と言われたら私ゃ嬉しくなるのであります。

だから、足代の方が高くつくんじゃねぇ?　ってな感じの仕事でも受けちまうのでありますが、根が我儘ですから興味のない木には冷たい時もあります、なんちゃって。

おおっと、お風呂が沸きましたので、んじゃ。