じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

ホッとする午後

2020-10-23 15:53:44 | 日々の雑感
いや、本日は8時45分から午後2時半までのバイトでありました。

で、2時半までの勤務なので2時31分にはタイムカードを打刻して「お先シヤース」と帰って来たわけであります。
そして、PCの前に座りコーヒーとクッキーなどをいただいている今はホッとするひと時なのであります。

さて、私の時給は宮城県の最低賃金の824円でして、日当だと4326円であります。
月の出勤日数は18〜20日程度なので収入は8万円程度であります。
いや、今月は植木屋が忙しいので15日程度の出勤なのでお手当てもグッと少ないのであります。

年金はもらってますが雀の涙なので収入増のために弁当とお茶を持って朝から出かけるわけであります。
まっ、嫌なら辞めろと言う姿勢の仕事場なので賃上げや待遇の改善なんてのは望むべくも無いのでありますが、石の上にも三年ってのが死んだ父ちゃんの言葉なので我慢している次第であります。

で、一方では自営業として植木屋なんてのもやっているんですが、これの収入はあれです・・・株や相場で穴を開けた時の補強材料なので生活には無関係でして、言って見れば私の埋蔵金なので陽の目を見ることは無いのであります・・・なんちゃって、株と為替で損ばかりしているのでお通帳の中身は寂しい限りなんでありますよ・・・これ、ホントです。

と、言いつつ罷り間違って儲かったらバイクやら買うんですけどね・・・まっ、だからやっぱし残らないんですが。

しかし、引き上げのペースを上げ過ぎると、救済されると思っていた低賃金の人々が真っ先に解雇されてしまうというパラドックスをご存知でしょうか。

これね、散々言われた話ですがね・・・私ゃ賃上げして耐えきれない事業や企業は潰れろ、と思うのでパラドックスとやらの考え方は嫌いでありましたが・・・。

債務超過になっていないかぎり、多くの経営者は後者を選択し、事業の継続に努めようとします。その時に初めに解雇される対象となるのは、誰でもできる仕事しかできない人々、低賃金だから仕事がある人々です。

いや、低賃金を前提に成り立つ事業って気持ち的には犯罪かとさえ思うんでありますが・・・はい、そこの貴方の異議を認めます。

随分前から日本は貧しくなった。
諸外国の賃金が上がる中、日本はずーっと低迷したままどころか減っている、衰退国家だ、なんてことが言われているわけです。
が、自分の浅い知識と情報で「低賃金国家日本」を考えてみると、理由は一言では語れないのだけれども、まずは昭和の頃に言われた「空洞化」が始まりかと思うわけです。

何の始まりかと言うと、製造業などの海外移転で働く場が減ったのが賃金上昇を抑えた始まりであります。
それが証拠にテレビや冷蔵庫や衣類や建築資材だって、物の多くは日本国内生産じゃ無くなったわけであります。

そんなわけで、労働者がいても工場が無くなったんですから安くても働きたい人が出ますよね・・・これが基本であります。

で、日本経済の舵取りをする偉い人たちは古い言葉で言うところの発展途上国の低賃金労働者と勝負しなくてはならない日本の将来を鑑み、低金利政策を主とした、成長は無くても低賃金の仕事場の減らない社会を作り、末端労働者が生き延びる方向を模索したのが今の日本だと思うのであります・・・なんちゃって、違いますかね?

蛇足ですが、今の日本で金利を上げたとしたら持てる民と持たざる民の格差は果てしなく開くわけでして低金利はそー言う意味もあると思うんで有りますが・・・違いますか?

そんなわけで賃金が上がらないのは必然と言いますか、そう言う仕組みの日本経済なんですから喚こうが騒ごうがダメなんであります。

まさしく記事の通りでして「賃金を上げて待遇を改善しろ」と言われましても、そー騒がれても無理だから会社をたたむわ、がオチなんであります。
だからですかね?労働組合も騒がないですもんね。

まず、しかし、言いっ放しなら猿でもできる・・・まっ、自分は猿以下かも、ですが、猿らしい考えを1つ述べさせて頂きたいと思うんであります。

今の日本でも技術や特別な技能があればそこそこ温かい飯は食えるわけですが、その道が誰にもあるわけではありません。

やっぱし人の能力には優劣と序列が出来ちまうんであぶれる人は出るのであります。
いまは末端と言いますかスキルを持たない凡夫を最低賃金の労働が拾っているわけですが、それではいつ迄経っても堂々巡りであります。
そこで、どーする? を考えたわけですが・・・。

いや、最初に考えたのは明治や大正、そして戦前の昭和に立ち返り海外に活路を見出すのはどーだろうか? であります。

ブラジルに開拓の余地はもう無い? 
ハワイも然り?
いや、フィリピンのミンダナオなどの南方もダメ?

だよねぇ〜 満州は中国人が開拓しちまったし、裸一貫の身体が資本で日本を飛び出しても今の事態では喰えないですかねぇ?

アメリカの失業率 2020年4月 14.7%

ここなんですよね、ツボは!!!
日本は平均的に貧しくなっていますが仕事場はなんとか確保されているわけです。
けれども、多くの国では低賃金の仕事が無く、無職になったら速攻でホームレス街道へ旅立つわけであります。

ドーなんですかね?・・・この記事を見た時、初めに思いついたのは、低賃金労働者話前提に成り立つ事業などは犯罪に等しいだろう、でありまして、どーしたら賃上げの方向に向かえるかと思案したわけで有ります。

しかし、猿のような脳みそで考えた結果、我が国の労働環境は村社会日本でしか有り得ない類い稀なる「分かち合いの労働」では無いのか?と思ったので有ります。

資本は持たないし技能も持たない・・・何よりも自分などは前期高齢者でして一昔前ならご隠居の年齢で有ります。
そんな輩がなんとか仕事が有り、温かい米の飯が喰へるのは恵まれているのであるな、との結論に傾いたので有ります。

リーマンの後、ドイツでワークシェアリングってのが流行りましたよね。
で、日本はドーする?的な話も出たと思うんですが、はたと気づけば我が国はとても静かに実行し、成功したんじゃ無いのか? なんて思うんで有りますが・・・はい、そこの貴方の異議を全面的に認めます。

へっ? だから、オチはなんだ? ですか?

いや、贅沢言わずに低賃金でも働いて、足るを知って暮らせば日本もまだ捨てたもんじゃ無い・・・なんてことでドーですかね?

おおっと、お風呂が沸きましたって呼んでいるので、んじゃ また。









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