いや、今日の仕事が終わり道具やらの片付けも済みPCの前に座り一服しているわけですが、戯れに開いた画面が「お前は病んでいる」と言うもんですから、そーか、俺は病んでいるのかと思った次第であります。
いや、まっ、だからナニ ? と笑い飛ばすには少し思い当たる節などあって胸に手を当ててしまいました、なんちゃって。
たぶん、私は疲れているんだと思います。
いや、憑かれていると言うのも否定はできませんが、確実に疲れているのであります。
こんな歌がありました・・・
疲れ果てていることは 誰にも隠せはしないだろう
ところが俺らは なんのために こんなに疲れてしまったのか
と、歌ったのはザ・モップスでありますが、作詞作曲は吉田拓郎であります。
確かに、おいらは疲れ果てているんだけれども、何のために疲れ果てたのかは知っているのであります。
で、歌詞の続きに・・・
たどり着いたら いつも雨降り そんな事のくりかえし
いつもの事ではあるけれど ああここもやっぱり土砂降りさ
と、なるわけですが、私の疲れは土砂降りの中で植木屋の仕事をしたから、と唯それだけの事であります。
へっ? つまらない引っ張りでしたか? ごめんなさいね。
あれです、雨が降っていれば雨合羽など着用するんですが今日は気温がそこそこ高くとても不快でありました。
何と申しましょうか、合羽を着ずに雨で濡れるか、それとも、合羽着用で汗で蒸れるか?
貴方なぁーらドーするぅ と歌ったのはいしだあゆみでありましたが、しつこいのでヤメます。
いや、合羽を着て自分の体温と汗でびしょ濡れになるよりも雨で濡れる方を選んだ私でありましたが、いい加減びしょ濡れになった後に雨が止んだのは幸いであります。
あれです、雨が止むと電動工具が使えるんで作業は一気に捗るのであります。
今日の現場では伸びすぎた桜の木を詰めてくれってご要望がメインなんですが、桜切るバカ梅切らぬバカ、と申しまして桜は強く詰めない方が良い木なんであります・・・と、修行時代の親方が申しておりました。
で、暴れまくって電線をはるかに超えているわけでして、これは剪定と言うよりは枝払い、下手すりゃ伐採じゃないかぃ? ってな感じで切る羽目になったんですが、私の得意分野のノコギリ剪定なので躊躇う事なくやった次第であります。
で、ノコギリのお助けとして近頃お気に入りの電動剪定鋏が強い味方になりまして、桜の枝なら30ミリ程度を苦も無くウィーン・じょきっと切り落とすんであります。
が、しかし、隣に生えているヤマボウシも似たような感じで強剪定なんですが、これは生木なのにやけに硬くて30ミリを鋏むと保護装置が作動して止まっちまうのであります。
まっ、バッテリーを外して再起動させれば良いだけなんですが、12尺の脚立のテッペンで両手を離しての作業は不安定でスリル満点でありました。
その他、垣根の小木や日光ヒバや植え込みのツツジなどを丸めて一件落着・・・と、切る方は終わりですが、落とした枝や切りっ葉を軽トラに積めるように圧縮する作業が面倒なわけです。
あれ、大手の植木屋さんならパッカー車で、中位の所でも2トンダンプで来る作業量なんですがジジイは軽トラしか持っていないわけでして、何が何でも積むしか無いのであります。
で、この作業でも電動鋏が大活躍しまして、以前なら手動の剪定鋏や枝切り鋏で腕力と握力の限界に挑む所なんですが、引き金を引くとウィーン・じょきっと切り落とされるので手が楽だし作業も格段に早いのであります。
あれです、丸ものを刈り込むのには電動のバリカンが活躍し、太い枝や幹を切るのには電動のレシプロソーを使ったわけであります。
これらの道具は全部リチウムイオンバッテリーで動くものなんですが、昔のニッカドバッテリーのへなちょこパワーでは無く、今日程度の現場なら20V6Aのバッテリーで1日賄える強力なものでありまして、こんな地味な仕事にも時代の波が・・・なんちゃって。
いや、ゴミ焼き場の締め切りに間に合う時刻に作業が終わったんで捨てて来たんですが、計量したら210キロでありました。
おおっと、取り留めの無いことを書いていたらお風呂が沸きましたので、んじゃ。