誰でもいい殺人

　平和だが、閉塞と虚構のくそ溜まりの国で、異常な事件が起きてしまった。また電車内で誰でもいい殺人が起きてしまった。日本名物の殺傷事件だ。８月にも小田急電車内で誰でもいい殺人事件が起きたばかりだ。人生に意義、価値、方向性を見いだせない若者が自暴自棄になって事件を起こした。欧米でのテロみたいに政治的背景はない。犯人は、人を殺せば死刑になれると供述した。死にたければひとりで死ねばいいのだ。無関係の人間に刃を向ける事はなかろう。日本は、病んでる。心を病んだ若者は日本に１００万人はいるだろう。ほとんどの若者は殺人事件を起こさない。やるのは、ほんの一部だ。誰でも被害者になる可能性はある。いや、加害者になる可能性もある。日本人の心の闇は深い。しかし、今後も似たような事件は起きるだろう。事件は防げない。電車に乗る人間、すべてに所持品検査なんてできないであろう。犯人の回りに相談できる人間がいたら阻止できたかもしれない。日本では自殺者も多い。２０２０年は女子の自殺者が異常に多かったそうだ。不安と絶望しかない国で自ら命を絶つ。悲しい現実がある。衆院選で自民党が勝ち、維新が躍進しても日本は何も変わらない。多くの日本人は、閉塞と虚構の重いへどろの中で悶々とするだけだ。傷つけられた方が早く回復される事を祈ります。