そんなこんなで、私ができた。

わたしの製造過程。さて、構成要素は?

「ERⅠ 14~17」海外ドラマ

2006-09-24 21:18:43 | テレビ(海外含む)
第14話「若い命を…(Long Day's Journey)」
ルイスの患者を死亡させた誤診に関して、聴聞会でたたかれたケイスンが、
ERに運び込まれ、ルイスは彼が望む治療方法を取ろうとする。
患者の意志を優先させようとするルイスの信念は強い。
小児科医のロスはエイズの子ども、ガンの疑いのある子どもなど助けられない患者と、
相次いで出会い、一年分の患者を受け持ったようだと落ち込む。
女好きでプライベートでは良い噂のない彼だけど、医師としてはとても頼りになる人。
ベントンは実母を施設に入所させるかどうか姉と揉める。

第15話「ふたりの選択(Feb 5,`95)」
グリーンにレジデントからスタッフに出世の話が舞い込むものの、
半年振りに会った妻と揉めて険悪なムード。誤診の一件で擁護しなかったため、
ルイスとも険悪だったが、解消されたように見える。
スベティックはどうなったんだろうと思いつつ、グリーンとルイスの関係が発展しそう?
新しい除細動器がERにやってくる。しかし心臓病科に持っていかれてしまい、
キャロルやロスたちが潜入して取り返しにいくシーンがコミカルで面白い。
患者のペットの蛇が脱走して大慌てな二人の息もぴったりで表情豊かなので、
この二人はコメディタッチも似合うと思う(笑)
ロスはキャロルへの想いを表面上に出さなくなったような気がする。

第16話「バレンタインの奇妙な一日(Make of Two Hearts)」
バレンタインの夜には珍事件が起きるという。
犬の緊急治療から始まる話、カーターの懸命な人工呼吸に笑う。
その犬には飼い主の迎えがくるのに、母親に捨てられたエイズの少女。
LSD入りのチョコレートを食べてしまったボブの症状には最後まで誰も気付かず。
回復したケイスンからルイスは花束を貰い、食事に誘われるものの、
夜はグリーンとスケートをしている。じわじわと奥さんとグリーンは距離が広がっていく?
結局週2回はベントンは帰宅して、ヘルパーを雇いつつ、母親と同居することに。

第17話「惨めな誕生日(The Birthday Party)」
ベントンの母親の誕生日、早く帰宅しようとするものの、急患で間に合わず。
しかも人種差別の右翼者だった(ベントン一家は黒人)。
グリーンも娘の誕生日に間に合わず、妻と険悪なムードに。
銃で遊んでいた兄が弟を打つ、エイズのロシア人少女は施設へ送られるなどして、
子どもの不運や境遇の恵まれなさに苛々が募っていたのか、
虐待を隠した親に激怒してロスが殴りにかかる。
またキャロルはロシア人少女を養子として迎えることはできないかと、
結婚式場を見にいったときにタグリエリに持ちかけてこちらも雰囲気が悪くなる。


一気に険悪な雰囲気が漂い始めてストーリーも佳境に入ったなあと思う。
ERの家族は、彼らの仕事を理解しない人が多いような気がする。
(そうしないと、ストーリーとして面白くないのかもしれない)
個人的には定時に帰宅できるはずがなく休日出勤も当然だし10連勤もアリ、
という観念があるので見ていて非常にもどかしいし、
理解を示してあげてほしいと思ってしまう。
ああ、どうなっちゃうんだろー…。


「波のうえの魔術師」石田衣良

2006-09-24 17:50:46 | 
石田衣良の作品を初めて読んだ。

「ブロードキャスター」でコメントをしているのを見かけるし、
「ようこそ先輩!課外授業」で先生役(?)をしていた姿のほうが強い。
たまたま携帯をいじっていたときにエッセイを読んだ覚えもある。
ちなみに初めて知ったのはたまたま見ていた、長瀬智也主演のドラマ「ビッグマネー!(2002)」。
そのドラマの原作がこの「波のうえの魔術師」。

メディアでよく見かけるものだから、さすがに気になって作品を読んでみることにした。
見ているかぎりでは発言はさておくとして見た目や声から、失礼だけど、
ぼんやり、ほよよん、という曖昧なイメージが先行していたので実際に本を読んでみてびっくり。
選ぶ言葉がはっきりしていて、とてもわかりやすかった。

もうちょっと初心者向けに株の説明をしてくれると嬉しかったけど、
そうしたら話のテンポの良さは損なわれてしまうのだろうなぁ。
ただ、株そのものは理解できなくても全体の主旨はわかりやすいので、問題はないと思う。
小塚の一人勝ちが気持ちよく、面白かった。読後感がいい。

ただ、現代の10代の若者が主人公の作品にはあまり興味がないような気がするので、
他の本を読んでみたい気持ちはあるけれど、それをレジに持っていくまでには時間がかかる。かも。
社会的な作品も感情を揺さぶられて疲れるので現在は避けがち。