「ERⅠ」海外ドラマ

「ER緊急救命室」SEASON１をDVDで借りてみた。
緊急救命室を舞台に起こる医師たちのドラマ、と言えばいいのかな。
有名なのでご存知の人も多いのではないかと思う。

NHKで放映していることはずっと知っていたのだけど、
どうしても見忘れてしまうので、これはもうレンタルしかない！と（笑）

といっても、現在放映中なのは
・SEASON９（毎週月曜/NHK BS２で２２時～）
・SEASON８（毎週土曜/NHK総合で０時４５分～）　です。

取り合えず１の１話目は、かなり割愛すると、インターンのカーターがERにやってきて、
血を見て気分が悪くなるという話？いや、そういう印象。
ああ、あと、ハサウェイ婦長の自殺未遂の話。

しかしER、息つく間もなく次から次へと急患が運ばれてきて、忙しいストーリーだった。
見ているこちらが疲れるということはないけれど、事故現場からの重症者に始まり、
鍵を嚥下しただの、動脈瘤破裂だの、大腿部火傷だの、幼児虐待だの（順不同）、etc……。
そして現場の人間関係や医師の家族、転院の誘いなど個人的な話まで。

本当に色々なドラマを垣間見れて、その中で上手く立ち回っている医師たちが、
ちょっとだけヒーローみたいに格好よく見えた。
始めはどれが中心の話題になるのか今一つわからなかったので、
一話に詰め込みすぎなんじゃない、とも思ったけれど。

二話以降はどうやって展開していくのだろう。
うーん、続きが気になるけど、SEASON１だけでも２５話もある。


HPへ：ER緊急救命室

「オリエント急行の殺人」アガサ・クリスティ

オリエント急行の列車で起こる殺人事件。
時期的に空席なはずなのに、満席になっているのは何故？

など散りばめられた謎が、無駄なく事件を解くヒントになっているのに関わらず、
自分がひらめいたのは最後の最後でした。
毎回言っているような気がするけれど、発想力が素晴らしい。視点が違う。
そして発想倒れをしていなくて、余すところなく面白い。

面白いけれど、読んでしまうことによって、
自分の知らない発想が少なくなってしまうのはちょっと寂しい。
わがままだけど、難しいところだなぁ。

あ。ラストの。（以下反転。※犯人がばれていますので注意）。

ポアロが二つの説を導き出して、最終的に第一説を選択したというのには驚く。
絶対第二説を選んで次の駅に到着した時点で全員逮捕という結末に、なるのかと思っていた。
論争の的になる部分なんだろうなぁ。

犯人逮捕が圧倒的な中で、よくこういう結末を書く勇気があるなあと思うし、
読者としての私自身は物語に意外性を求めているので、
無罪（なのかな？）もアリかなと思ってしまう。

現実的に考えれば情状酌量こそなされるべきであって、必ず逮捕はされてほしいな。うん。


読了：20060830