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「社会構造」をどう考える②

2020年01月11日 | 政治・経済
(「自由」と「平等」を求めて社会変革が起きる)
西洋社会においても、アメリカ独立革命やフランス革命等、独立、ないしは政体を変更するための革命が行われていますし、イギリスにおいても革命はありましたから、こういうことが起きることもあります。

つまり、人間は基本的に、自由を求めるものですし、自分の才能なり、努力なりが生かせる社会を求めるものなのです。

そして、自由を求めるに当たって、手枷(てかせ)足枷となっている身分制の部分など、生まれついての条件を、できるだけ外していきたいと考える存在です。この意味においての「平等」ということでしょう。

簡単に言うとすれば、「生まれつき、鉄鎖(てっさ)と足枷によってつながれている人々」と、「自由に外を歩ける人々」との違いがあるわけです。ただ、実際のところ、こうした程度の差には、多数の段階があるだろうと考えられます。

それに関しては、「手枷足枷を外して、自由人にせよ」という運動が、当然、起きてくるでしょう。「自由人になりたい」という運動は、平等を求める運動と重なるものがあるわけです。

人間は、主体的に自分の人生を拓(ひら)いていくことができるし、新しい社会を建設していく主役として自分の才能を発揮することができます。また、努力の積み重ねによって、職業を選択し、地位や収入を獲得(かくとく)し、指導者階層に入ることもできるでしょう。あるいは、そういう人たちについていく階層に入ることもありえます。

そのための社会変革が、繰り返し繰り返し起きているのです。

---owari---
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