今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。
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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。
中国が、日本に投資を呼び掛けています。
『FNNプライムオンライン』7月30日付。
〈中国の駐日大使は定例の記者会見で、経済分野を中心に日本との関係構築に意欲を示しました。(中略)
「外資系企業の9割超が中国のビジネス環境に満足している」と述べた一方で、日中間の貿易額は2024年上半期で対前年比5.1%減だったと説明しました。
その上で、「日本は古いやり方を捨てて新たな道を模索するべきだ。中国は世界的に注目されている投資のホットスポット」と主張し、中国に対する日本のさらなる投資に期待を示ししました。
さらに呉大使は「我々は日本とともに協力を強化し、ともにwin-winな関係を築く」とも強調しました。〉
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中国の駐日大使が、日本に投資の拡大を求めている。
これ聞いた時に、「ほんじゃあ、投資しようか」と思うべきではありません。
「中国、よっぽど厳しいのだな。申し訳ないけど、投資はしないでおこう」
と考えるべきだと思います。
なぜ?
私たちは、中国が2012年、ロシアと韓国に「反日統一共同戦線」を提案したことを知っています。
その提案の中身は、
・中国、ロシア、韓国で「反日統一共同戦線」をつくろう!
・中露韓で協力して、日本の領土要求を断念させよう!
・中露韓が日本に断念させるべき領土とは、北方4島、竹島、尖閣、【 沖縄 】(!)である。
・日本には、尖閣だけでなく、【 沖縄 】の領有権もない!
・反日統一共同戦線には、【 アメリカ 】も引き入れなければならない!
「トンデモ、トンデモ、トンデモ~~~!!!!!!」
そんな大合唱が聞こえてきます。
そう思われた方は、必ず、【 絶対証拠 】をご確認ください。↓
これだけではありません。
中国は、1989年の天安門事件で国際的に孤立した後、日本をだまし、利用しました。
どうやって?
メルマガで書くと長くなるので、映像でごらんになってください。↓
前半は、中国が日本を見事に利用しつくした件。
後半は、パワーゲームの話になっています。
中国と戦う必要はありませんが、この国の本質をよく理解して、だまされないように、利用されないように、慎重に注意深く進んでいく必要があるでしょう。
なぜ今中国は、日本に「もっと投資してくれ!」と言うのでしょうか?
過去の経験からわかることは、「不動産バブルが崩壊してメチャクチャ厳しいので、天安門事件後のようにナイーブな日本を利用したい」ということでしょう。
それで私たちは、「申し訳ないですが、そんな余裕がありません」と丁重にお断りするべきなのです。
---owari---
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