今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。
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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。
皆さんご存知だと思いますが、7月13日、トランプ暗殺未遂事件が起こりました。
容疑者は射殺されましたが、トーマス・マシュー・クルックス(Thomas Matthew Crooks)という20歳の男だそうです。
@写真はこちら↓
ニューヨーク在住ジャーナリスト安部かすみさんの記事によると、クルックス容疑者は2022年、地元ペンシルベニア州の公立高校を卒業。
かなり優秀な学生だったらしく、全米数学・科学イニシアチブ・スター賞を受賞していたそうです。
(陰謀論的には完璧なタイミング)
ロシアでは、要人の暗殺、あるいは暗殺未遂があった時、全国民が、
「クトーザカザール?」
と自問したり、他の人に聞いたりします。
ロシア語で「クト─」は「誰が?」で、「ザカザール」は「予約した」です。
つまり、「クト─ザカザール?」の意味は、「誰が殺しを依頼したのか?」という意味。
今回の件で、「クト─ザカザール?」と自問してみると、「陰謀論的にパーフェクトのタイミングで起こった」ことがわかります。
民主党の現状を見てみると、
1、バイデンは、トランプとの討論会で大敗した。
2、これを受けて、民主党は、「バイデンでは勝てない!」と認識している。
3、民主党の一部は、バイデンに撤退するよう要求している。
4、しかし、バイデンはかたくなで、撤退を繰り返し否定している。
5、このままいくと、バイデンが出馬し、大敗する可能性が高い。
6、トランプを絶対に勝たせたくない民主党、あるいはその背景にいるディープステイトは、トランプ暗殺を決断した?
とまあ、陰謀論が成立してしまう状況が整っています。
ちなみに、私の本を読めばわかりますが、世の中には、「陰謀論のようなホントの話」もあるので、要チェックですね。
これから、上のストーリーに沿った陰謀論が、世界中に拡散されていくことでしょう。
トランプ支持者にとって、「バイデン政権の後ろにいるディープステイトが黒幕」というのは、とても受け入れやすいストーリーなのです。
陰謀論を補強するような事実もでてきています。
たとえば、↓の動画の
9分35秒ぐらいを見ると、
・ライフルをもった男が事件直前に目撃されていた。
・目撃者は、ライフルをもった容疑者がクマのように屋根を上がっていくのを見ていた。
・目撃者は警察官に、「ライフルを持った男が屋根にいる」と話した。
・警察官は「え?何?」といった感じで、何が起こっているのかわからないようだった。
・目撃者は、「トランプをすぐにステージから降ろさなければならない」と思った。
・目撃者は2~3分、屋根の上の容疑者を指さして立っていた。
・シークレットサービスは、小屋の上から目撃者を見ていた。
・次の瞬間5発の銃声が鳴り響いた。
・屋根の上の男性がトランプを撃ったのは、100%間違いない。
この証言は、陰謀論支持者から、「証拠」として挙げられる可能性が高いです。
この証言から作られそうなストーリーは、
・警察官もシークレットサービスも、容疑者がトランプを撃とうとしているのを知っていながら、見逃したのではないか?
・警察、シークレットサービスが、発砲があるまで容疑者を無視したのは、上からの指示があったからでは?
・そんなことができるのは、アメリカの実質的支配者ディープステイトでは?
という感じでしょう。
しかし、これから出てくるであろうこの手の話をそのまま信じるのはどうでしょうか。
目撃者の男性は、「警察官は、『え?何?』という感じで、何が起きているのかわかっていないようでした」と語っています。
実際、警察官は、何が起きているのかわかっていなかったかもしれません。
小屋の上から目撃者を見ていたシークレットサービスも、目撃者の男性だけに注目していたわけではないかもしれません。
とにかく、人間ですから、「ミスはあり得る」ということです。
安倍さんの暗殺事件も、岸田さんの暗殺未遂事件も、誰も「まさか暗殺(あるいは暗殺未遂)事件が起こる」とは思っていなかったのですから。
そして、実は黒幕などいなくて、トーマス・マシュー・クルックスが単独犯である可能性もあります。
なぜでしょうか?
皆さん、トランプ復活を阻止したい「支配者層」の立場に立って考えてみてください。
彼らが「トランプを確実に殺したい」と考えていたとして、20歳のトーマス・マシュー・クルックスを派遣するでしょうか?
普通、「プロのスナイパー」を送り込むと思いますがどうでしょうか?
とはいえ、既述のように、「陰謀論のようなホントの話」もあります。
もう少し、じっくり分析、考察してみる必要があるでしょう。
(影響)
それにしても、耳を撃たれた後のトランプの行動は、実に見事でした。
この写真↓
は歴史に残ることでしょう。
そして、撃たれた後のトランプの行動を見て、共和党員の結束は大いに強まることでしょう。
トランプは、撃たれた後の行動で、英雄になりました。
一方のバイデンは、ゼレンスキーのことを「プーチン」と呼んだりして、ますます劣勢になっています。
撤退圧力がさらに強まることでしょう。
以上です
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追加の情報です。
及川幸久【X NEWS】トランプ元大統領狙撃事件の真相!守ったのは⚪︎⚪︎だった?!及川幸久【赤坂ニュース149】参政党 (2024年08月04日)
---owari---
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