今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。
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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。
皆さん、なぜ日本人は、世界情勢が理解できないのでしょうか?
そう、【平和ボケ】しているからです。
日本人が「平和ボケ」するのは、ある程度仕方ないです。
日本は、本当に平和なので平和ボケするのです。
たとえば、日本に長年すんでいるロシア人の友人はいいます。
「もう10年ぐらい、自転車のカギをかけたことがない」
なぜかと聞くと、「日本では、物が盗まれないから」と答えます。
ロシア人でも、日本に住んでいたら、「平和ボケ」するのです。
28年モスクワに住んで、「平和ボケ」からほど遠い私は、ロシア人の友人に警告します。
「確かに日本は平和だけど、物を盗む人もいるよ。用心するにこしたことはない!」
すると「平和ボケ」しているロシア人の友人は、「大丈夫!絶対盗まれないから」
と断言し笑いました。
ちなみに、モスクワでは、自転車の路上駐車は、ほとんどみかけません。
なぜでしょうか?
みんな、自転車を家の中で保管しているのです。
アパートでもそうです。
なぜ?
わかりますね。
路上に放置しておけば、カギをかけても、かなりの割合で盗まれるからです。
私が、猜疑的になる理由も理解できるでしょう。
▼平和とはほど遠い世界
第2次世界大戦は76年前、1945年に終わりました。
日本で、「先の戦争では」というと、第2次大戦のことです。
そして、日本人、特に自虐史観をもつ日本人は、
「悪い日本人が侵略しなくなって、世界は平和になった」と信じています。
本当に世界は、第2次大戦後「平和」になったのでしょうか?
検証してみましょう。
新世紀に入って、まだ20年ですが、どのくらい戦争が起こっていたか。
・アフガン戦争(2001年から)
・イラク戦争(2003年から)
・ロシアージョージア戦争(2008年)
・シリア内戦(2011年から)
・リビア戦争(2011年)
・ロシアによるクリミア併合(2014年3月)
・ウクライナ内戦(2014年4月から)
・アメリカと北朝鮮、軍事衝突の危機(2017年)
・インド対中国の国境紛争(2020年)
これでも、「世界は2次大戦後平和になった」といえるでしょうか?
▼世界情勢理解に必要な二つのファクター
世界情勢を理解するのに必要な二つのファクターとはなんでしょうか?
一つは、「お金」。別の言葉で「経済」です。
これは、日本人もおっかけているでしょう。
もう一つは、「命」。別の言葉で、「安全保障」です。
さらに別の言葉でいうと、「軍事」です。
こちらは、日本人「さっぱり」ですね。
ですが、考えてみてください。
「お金」と「命」、どっちが大事?
「俺は、命よりお金の方が大事だな」
という人は、さすがにいないでしょう。
つまり、「安全保障」は「経済」よりも大事なのです。
それなのに日本では、「安全保障=軍事」について語ると
「右翼だ!」「軍国主義者だ!」「ネトウヨだ!」などと中傷されてしまう。
だから、世界で起こっている本当のことが伝わらず、結果として、
「国民総平和ボケ状態」になるのです。
断言しますが、世界情勢が知りたければ、「経済」と
「安全保障 = 軍事」どちらも理解する必要があります。
世界で、戦争がひっきりなしに起こっているのに、それを完無視している。
それで世界情勢が理解できるはずはありません。
「・・・・・安全保障=軍事の知識が大切であることは、わかりました。
でも、どこで安全保障=軍事ことを学べますか?」
ですよね。
なかなか学べないので、私自身が解説することにしました、
世界情勢の真実を理解したい方は、こちらの情報をゲットしてみてください。
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