『黒幕と言われた男』の著者の戯言

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節操のない自民党と若狭勝氏

2016-10-12 16:22:36 | 日記
 東京都知事に当選した小池百合子氏の失職に伴う補選で自民党は若狭勝氏を公認した。若狭氏はヤ

メ検弁護士から衆議員になった人物で自民党の制止を振り切って小池知事の選挙を前面に立って応援

した。人物に異論はないが、知事選の時自民党は小池氏を応援すれば除名もありうると公言し、事

実、都連は応援した都議を除名した。なのに党本部は若狭氏には何のお咎めもなく補選で公認した。

都知事選で顔を売った若狭氏は小池氏を支持する人々からの票が得られると二階幹事長らしい現実的

な打算で公認した。これって大政党としては筋が通らないのではないか。

 若狭氏も唯々諾々と公認を受けるのは潔くない。応援する時点で反党的行為をしたのだから、除名

も覚悟していてしかるべきところ、補選に立候補するよりも副知事なり都政の顧問的立場に就いて小

池氏と一心同体となって都政改革に力を尽くすべきだ。小池氏も自分を支持した同志に対してしかる

べき処遇を用意すべきではないのか。副知事は特別職だから議会の同意という壁はあるけれど、無理

なことではない。有識者会議だとかと都政改革のプロジェクトチームなどをたちあげてはいるようだ

が、やはり何人かに直接的に権力を持つ立場をあたえて切り込んでもらわなくては小池氏一人の戦い

では長期にわたって今の勢いで次々手を打つことはむつかしいだろう。元検事で弁護士の彼なら攻め

方も知っているだろうし、短期間でも政治の世界に首を突っ込んだのだから人脈や根回しのしどころ

もわかっているだろう。根回しといえば不透明な黒いことのような印象を持つ人もいるかもしれない

が必ずしもそうではない。自分のやりたいことを実現するために事前に理解者を募ることであり、

人間関係をスムーズに進める一つの知恵である。

 あとは小池氏の健康問題だ。今は精神状態がハイだからいいがなんといっても60歳を過ぎた女性

の身。4年間今の状態が保てるか。今後もいろいろ難問が出てくるに違いない。難問を穿り出すのが

彼女の身上ではあろうがそれをうまく処理する助っ人が必要だ。

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