遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

東シナ海、太平洋で中国の船の動きが異常

2020-04-04 01:15:01 | EEZ 全般
 中国絡みの海上での特異なニュースが続いていますね。
 世界中への新型コロナウイルスの武漢肺炎感染元となった中国。にもかかわらず、挑発行為を続けているのはなぜなのでしょう。
 中国の国家ぐるみの挑発なのか、共産党内部にほころびが出ているのか。
 
中国軍“不穏な動き”は挑発か暴発か… 日本海と東シナ海を飛行、宮古島南東を東進 識者「習氏への嫌がらせも」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2020.4.3

 新型コロナウイルスの爆発的感染拡大を受け、世界全体の感染者は2日、100万人を超え、死者は5万人を超えた。米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計で分かった。こうしたなか、中国絡みの海上での特異なニュースが続いている東シナ海で先日、海上自衛隊の護衛艦と中国漁船が衝突したが、直前には、中国軍の駆逐艦や哨戒機が沖縄や台湾周辺を航行・飛行していたのだ。太平洋上では、中国軍の駆逐艦が、米軍の哨戒機に軍事用レーザーを照射する事件も発生していた。米海軍の原子力空母セオドア・ルーズベルトは現在、感染者急増で米領グアムに停泊を余儀なくされている。一連の動きは、習近平国家主席率いる中国の国家ぐるみの挑発なのか共産党内部にほころびが出ているのか

                ◇

 防衛省によると、
海上自衛隊の護衛艦「しまかぜ」が3月30日夜、鹿児島県屋久島の西約650キロの東シナ海(公海上)で中国籍の漁船と衝突した。死者や行方不明者はいなかった。

 河野太郎防衛相は翌日、「海上保安庁の調査に全面的に協力していく」と発言。
中国外務省の華春瑩報道官は「自衛隊の艦艇が関係海域で活動し、中国船舶の航行の安全に影響を与えた」と懸念を示した

 この直前から、
中国軍による特異な動きが日本周辺で確認されていた。

 統合幕僚監部によると、海上自衛隊のP-3C哨戒機が3月18日、沖縄県・宮古島の南東約80キロの海域を東進する中国海軍ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイII級フリゲート2隻、フチ級補給艦1隻を確認した。これらの艦艇は、沖縄本島と宮古島の間の海域を北上して、東シナ海へ航行したという。

 この複数艦艇の動きについては、台湾の通信社「中央社」の日本語サイト「台湾フォーカス」も同20日、「中国軍艦4隻が台湾東部海域を航行」「国防部(国防省)は19日、台湾周辺の海域、空域の状況は十分に把握していると説明した」と報じている。

 その後、中国軍のY-8早期警戒機1機が同23日に東シナ海を、Y-9情報収集機1機が同25日に日本海と東シナ海を飛行し、自衛隊機がそれぞれ緊急発進(スクランブル)して対応した。

 さらに、中国海軍のジャンカイII級フリゲート1隻が同24日、対馬海峡を北上して日本海に進出し、翌日に対馬海峡を南下して東シナ海へ航行している。

 
世界中にコロナ禍が広がるなか、発生国である中国は、甚大な被害を受けている日本を挑発しているのか。

 実は、
中国軍は2月、世界最強の米軍にも仕掛けていた

 
米CNN(日本語版)は2月28日、「中国軍、太平洋で米哨戒機に軍用レーザー照射」とのタイトルで、中国海軍の駆逐艦が前週、太平洋上空を飛行する米海軍の哨戒機P-8に対し、軍事用のレーザーを照射したと報じた

 米太平洋艦隊は同27日の声明で、「(中国海軍駆逐艦の行動は)危険かつ職業規範にそぐわないものだった」「兵器級のレーザーは、航空機と艦船の乗員並びにそのシステムに対し、深刻な損害をもたらす恐れがある」との見解を示したという。

 そして、中国発の新型コロナウイルスは、米原子力空母セオドア・ルーズベルト艦内でも感染者を急増させている。米海軍は1日、感染者や感染の疑いがある乗組員計約2700人を下船させ、停泊中の米領グアムの基地などで隔離措置をとる方針を明らかにした。

 米軍の中国への即応能力低下が懸念されているが、一連の中国側の動きを、どうみるべきか。

 
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「新型コロナウイルスに世界が苦しんでも、中国は関係はないといわんばかりだ。中国は、東シナ海などを自国の“領海”とみなし、ハワイなどを通る『第3列島線』までの海域では何をやっても良いと一方的に考えているようだ。まさに傍若無人。沖縄・尖閣諸島周辺に連日、中国当局の公船が侵入するのも、その一環といえる」と語った。

 違った見方もある。

 中国事情に精通する
評論家の宮崎正弘氏は「習主席が、人民解放軍の海軍司令官を陸軍出身に代え、海軍はムクれている。一連の動きは、海軍の一部や管轄下の組織による『暴発』の可能性がある。軍を掌握しきれていない習氏への『嫌がらせ』かもしれない。中国海軍は予算配分も待遇も不満が鬱屈している。その表れかもしれない」と分析している。

 3月30日夜、海上自衛隊の護衛艦「しまかぜ」が、東シナ海(公海上)で中国籍の漁船と衝突。
 3月18日、沖縄県・宮古島の南東約80キロの海域を東進する中国海軍ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイII級フリゲート2隻、フチ級補給艦1隻を海上自衛隊のP-3C哨戒機が確認。
 この複数艦艇の動きについては、台湾国防部も把握。
 3月23日、中国軍のY-8早期警戒機1機が東シナ海を飛行。
 3月24日、中国海軍のジャンカイII級フリゲート1隻が、対馬海峡を北上して日本海に進出し、翌日に対馬海峡を南下して東シナ海へ航行。
 3月25日、Y-9情報収集機1機が日本海と東シナ海を飛行。
 2月28日(報道)、前週、太平洋上空を飛行する米海軍の哨戒機P-8に対し、中国・駆逐艦が軍事用のレーザーを照射。

 米空母、セオドア・ルーズベルトと、ドナルド・レーガンではウイルス感染者が発生しています。
 横須賀の空母でも感染者 米軍、基地封鎖と報道 :日本経済新聞
 CNN.co.jp : 米海軍、感染拡大の空母艦長を解任 支援要請で「稚拙な判断」

 米軍の中国への即応能力低下が懸念されているが、一連の中国側の動きを、どうみるべきか。
 「新型コロナウイルスに世界が苦しんでも、中国は関係はないといわんばかりだ。」と、軍事ジャーナリストの世良光弘氏。
 「東シナ海などを自国の“領海”とみなし、ハワイなどを通る『第3列島線』までの海域では何をやっても良いと一方的に考えているようだ」とも。

 評論家の宮崎正弘氏は、海軍の習近平への不満の現れだと。

 「新冷戦時代」に突入している米中関係。米大統領選を控え、休戦模様ですが、中国経済が低迷する中で、武漢肺炎の追い打ち。初動での隠蔽が感染拡大の原因として追究される習近平は、不審の払拭に追われています。
 海軍からの不信が、追い打ちをかけるのでしょうか。



 # 冒頭の画像は、第三列島線




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